エージェント型AIを活用する企業を大規模に保護

F5エコシステム | 2026年10月22日

企業のリーダーは、組織全体でエージェント型AIの導入を拡大しようとしています。こうした動きにより、エージェントの開発、デプロイ、ガバナンス、セキュリティに新たな課題が生じています。

エージェント型AIの可能性を最大限に引き出すには、企業は小規模で孤立した個々のエージェントから、複数の事業領域に展開できるエージェント群へと迅速に拡張する必要があります。新たに作成されたエージェントは、外部サービスや企業データを含む複数のリソースにアクセスできなければなりません。しかし、こうしたアクセスを提供すると、チームによるエージェントの監視とセキュリティ確保がより困難になります。

Google Cloudは、拡大するエージェント型AI群を企業が一元的に管理、制御できるGoogle Cloud Agent Gatewayにより、こうした課題の解決を支援しています。Agent Gatewayを使用することで、組織はポリシーの適用やエージェント向け追加サービスの活用を一元化できます。個々のエージェントをそれぞれ個別に開発、管理する必要がなくなり、エージェント型AIをはるかに拡張しやすくなります。

制御とセキュリティを強化するために、企業はAgent GatewayとF5のAIセキュリティ機能を組み合わせて利用できます。

スケーラブルなエージェント型AIアーキテクチャの構築

GoogleとF5は、セキュリティをエージェントアプリケーション層に押し込むのではなく、コントロールプレーンとデータプレーンに引き上げています。

Agent Gatewayは、プログラム可能なトラフィック制御を提供します。エージェント型トラフィックの管理を一元化し、ユーザーとエージェント間、エージェント間、エージェントとツール間の接続をサポートします。Agent Gatewayにより、プラットフォームチームとセキュリティチームは、一貫したポリシーの適用、アクティビティの監視、追加のセキュリティサービスとの統合をプログラム可能な単一の場所で行えます。

Google Cloud Agent GatewayとF5 AI Guardrailsの処理フロー図
Google Cloud Agent Gatewayは、AIプロンプトを検査するためにリクエストをF5 AI Guardrails拡張機能へ送信します。これは、両製品の連携を示しています。プロンプトの検査が完了すると、リクエストはAgent Gatewayに返され、適切な宛先へ転送されます。


F5は、アクティブなセキュリティエンジンを提供します。ネイティブ統合により、F5 AI GuardrailsはAgent Gatewayのデータパスと並行して動作します。ゲートウェイがトラフィックをルーティングする際、AI Guardrailsは受信リクエストと送信されるエージェントのレスポンスをリアルタイムで能動的に検査します。

F5拡張機能は、プロンプトインジェクションやモデルハイジャックなどの悪意を検出するためにスキャンし、エージェントがバックエンドシステムで許可されていないコマンドを実行しないよう、ツールとAPIのアクションを監視します。同時に、個人を特定できる情報(PII)、クレジットカード情報、独自の知的財産など、許可されていない機密データが境界を越えるのをブロックします。

Google Cloudの一元化されたルーティングとF5の詳細な検査機能を組み合わせることで、企業はエージェント型AIをより効率的かつ安心して拡張できます。過度な複雑さを招いたり、セキュリティを損なったりすることなく、数百から数千のエージェントを管理できます。

戦略的メリットの実現

Agent GatewayとAI Guardrailsの統合により、企業は戦略上の主要なメリットを得られるようになります。たとえば、新しいエージェントの市場投入までの期間を短縮できます。開発者は、カスタム検証スクリプトを作成したり、静的なセキュリティロジックをAIアプリケーションにハードコードしたりする必要がなくなります。代わりに、新しいエージェントは企業の有効なセキュリティ態勢を即座に継承します。

このセキュリティ態勢は、すべてのエージェントで一貫して適用されます。企業は、各事業部門がそれぞれ異なるカスタム検証フレームワークを使用することで生じる、細分化されたセキュリティサイロを解消できます。その結果、クラウド環境とオンプレミス環境に展開されたエージェント間でのポリシーのずれを回避できます。

企業は、セキュリティチームを拡大することなく、急速に増加するAIエージェント群に対応できます。数百ものエージェントを個別に保護するのは現実的ではありません。しかし、Google CloudとF5 AI Guardrailsを統合することで、チームは業務を一元化できます。すべてのエージェントトラフィックについて、「vibe」チェック、脅威パターン、安全性指標の監査、監視、レポート作成を単一画面で行えます。

効率とセキュリティを両立したスケールアップ

企業がエージェント型AIの拡張を進める中、Google Cloud Agent GatewayとF5 AI Guardrailsは、一貫したガバナンスと強固なセキュリティを確立しながら、エージェントの開発とデプロイを同時に加速できるよう支援します。機能の統合と一元化により、チームはエージェント型エンタープライズを構築する過程でも可視性と制御を維持できます。

初回リリースとパートナーシップの主な詳細については、以前のブログをご覧ください。

Google Cloudがエージェント型AIエコシステムをどのように構築しているかについて詳しくは、Google Cloud Agent Gatewayの発表をご覧ください。

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著者について

Jason Williams
Jason Williamsプリンシパルプロダクトマネージャー | F5

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Matthew Emesグローバルソリューションアーキテクト | F5

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