AIがAWSで稼働しているなら、セキュリティもAWSで実現できます。

F5エコシステム | 2026年6月17日

F5は、世界有数の大企業とAI導入について話す機会がありますが、どの企業からも共通して聞かれるのは、AIが研究段階を脱し、本番環境での運用へと移行したということです。F5の「2026年版アプリケーション戦略の現状レポート」によると、現在、組織の78%が独自のAI推論を運用しており、企業では平均7つのAIモデルを同時に稼働させています。こうした本番環境の大部分はクラウド上にあります。エージェントはさらに新しい領域であり、組織の98%がエージェント型AIの導入に向けて積極的に準備を進めています。その取り組みの多くはまだ具体化の途上にありますが、現在、企業がAIを構築、導入している場がクラウド、特にAWSであることは明らかです。

このような背景から、F5 AI GuardrailsとF5 AI Red TeamがAWS Marketplaceで利用可能になったことをお知らせします。

AIの大規模展開には、大規模な推論処理が不可欠

AIの実験段階から運用段階への移行は、多くのセキュリティチームの予想を上回る速さで進みました。AI関連のワークロードが企業のクラウド支出総額に占める割合は、2023年のわずか8%から、2026年には19%に増加しています。また、推論ワークロードが消費するコンピューティングリソースは、初めてトレーニングを上回りました。

AWSはエンタープライズワークロードで最も広く利用されているクラウド環境であり、AIも例外ではありません。企業の84%がAWSでワークロードを稼働させていることを踏まえると、現在本番環境に移行しているAI推論の相当部分もAWS上で実行されていると考えるのが妥当です。Bedrockの数値もこれを裏付けています。2026年第1四半期だけでAmazon Bedrockが処理したトークン数は、それ以前の全期間の合計を上回りました。これは、このプラットフォームにおける企業のAI需要がいかに急速に拡大しているかを示しています。

“AWSのお客さまは、AIを運用している環境を離れることなく、F5 AI securityを見つけ、調達し、導入できるようになりました。”

多くの場合、セキュリティはAIの進化に追いついていません。調達の煩雑さや統合の複雑さに加え、メインで利用するクラウドの外部でAIセキュリティツールを購入しなければならないという現実が、セキュリティ上のギャップを生んでいます。F5は、AIセキュリティ製品をAWS Marketplaceに新たに掲載することで、このギャップの解消に取り組んでいます。

AIが稼働する環境でAIを保護

F5 AI Guardrailsは、AIモデル、アプリケーション、およびそれらを通過するデータを実行時に保護します。推論レイヤーで動作するため、独自モデル、サードパーティモデル、AWS環境でホストされるオープンソースモデルなど、使用するモデルを問わず一貫して機能します。ポリシーは自然言語で作成できるため、セキュリティおよびガバナンスチームは、AIや機械学習に関する高度な専門知識がなくても、実用的な方法で制御を定義し、適用できます。また、インラインで動作するため、セキュリティで保護された推論エンドポイントを経由してトラフィックをルーティングするアプリケーションやエージェントには、この保護が自動的に適用されます。

F5 AI Red Teamは、すでに導入済みのAIシステムや、本番環境への移行前にテストが必要なAIシステムに対して、プロアクティブな敵対的テストを実施します。多くの場合、セキュリティチームが手動で評価できる速度を上回るペースで、AIシステムの本番導入が進んでいます。F5 AI Red Teamはエージェントスウォームを使用し、プロンプトインジェクション、ジェイルブレイク、モデル操作などの実際の攻撃をシミュレーションして、セキュリティチームが実際の対策に活用できる、説明可能な検出結果を生成します。これにより、攻撃者に先に発見される前に、AIシステムの脆弱な箇所をより明確に把握できます。

これらの機能が連携して、クローズドループを形成します。AI Red Teamが悪用される可能性のある箇所を明らかにし、AI Guardrailsが許可すべき内容を適用します。そして、両者をつなぐのがF5 AI Remediateです。新たなGuardrailsによる脆弱性の修正を迅速化します。これらすべてを、AWSのお客さまがすでに利用している調達チャネルから入手できるようになりました。

価値実現までの時間を短縮し、調達の負担を軽減

AWS Marketplaceで利用できることには、利便性以上の価値があります。AWSへの既存の支出コミットメントがある企業は、F5 AI GuardrailsとF5 AI Red Teamを既存の契約上のコミットメントに充当できるため、調達を迅速化し、評価から本番環境への導入までの期間を短縮できます。AWSのお客さまは、AIがすでに稼働している環境を離れることなく、F5のAIセキュリティを検索、調達、導入できるようになりました。

組織が依存するAIにも、他の重要な本番システムと同等の厳格な運用が求められます。AWS Marketplaceで、F5 AI GuardrailsとF5 AI Red Teamを今すぐご確認ください。

また、6月23日に開催される3時間のオンラインイベント「F5 AI Summit」にもぜひご参加ください。F5がAIのパートナーエコシステムをどのように発展させているかを詳しくご紹介します。

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著者について

Ian Lauth
Ian LauthAI製品マーケティング担当ディレクター | F5

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