妥協のないAPIセキュリティ:F5 API securityに柔軟な新しい検出オプションが登場

F5 ADSP | 2026年3月11日

組織がAIの統合や導入を含むモダナイゼーションを進める中、APIエコシステムは驚異的な速さで拡大しており、セキュリティチームや運用チームの対応能力を上回ることも少なくありません。最新のアプリケーションは複雑さを増し、APIへの依存も極めて重要になっているため、これらのAPIを検出して把握することが不可欠です。

“F5の幅広いAPI検出・セキュリティ機能により、組織は、ますます多様化するアプリケーションのエコシステムやアーキテクチャ全体で、妥協することなくAPIへの理解を深め、保護を強化できます。”

APIディスカバリは、効果的なAPIセキュリティ戦略を構築し、維持するための基盤となる最初のステップです。可視性の向上、一元管理された最新のAPIインベントリの整備、堅牢な監視機能により、組織はAPIリスクをより的確に把握し、定量化できます。APIディスカバリから得られる知見は、一貫したセキュリティ対策の確立を可能にし、組織のアプリケーションエコシステム全体にわたるAPIセキュリティへの統一された効率的なアプローチを実現します。

APIディスカバリで生じる可能性のあるトレードオフ

APIディスカバリのメリットに疑いの余地はありませんが、そのメリットを得ることは必ずしも容易ではありません。多くのテクノロジーと同様に、APIディスカバリの実装も画一的である必要はありません。組織ごとに、パフォーマンス、信頼性、プライバシー、コンプライアンスに関する要件や期待が異なるためです。こうしたニーズの違いにより、トレードオフを伴う難しい判断が必要になる場合があります。特に、アプリケーションやAPIのデータパス上でインライン稼働している既存のデリバリおよびセキュリティアーキテクチャに、APIディスカバリのような新しいサービスを導入する場合はなおさらです。多くの組織は、インラインAPIディスカバリソリューションによって、レイテンシーが増加する、新たな障害点が生じる、あるいは運用がさらに複雑化してチームの対応能力を超えることを懸念しています。

パフォーマンスに関する懸念は、インラインで動作するAPIディスカバリツールが、アプリケーションのデータパスに実行時のオーバーヘッドを加えることに起因します。金融サービス、eコマース、メディアなど、高いパフォーマンスが求められる業界の環境では、わずかなレイテンシーの増加でも導入を断念する要因になり得ます。また、インラインソリューションによって新たな障害点が生じると、信頼性のリスクも高まります。バグや互換性の問題が発生した場合、本番トラフィックが中断する可能性があるためです。さらに、こうしたソリューションでは依存関係が増え、パッチ適用サイクルが頻繁になり、広範な互換性テストが必要になることが多いため、運用の複雑さも大きな負担となり得ます。

こうした理由から、データプレーンのトラフィックを変更せず、アプリケーションのパフォーマンスや安定性を損なうことなく、既存のアーキテクチャにシームレスに適応できる非侵入型ソリューションを求める組織が増えています。

柔軟なAPI検出オプションでトレードオフを解消するF5

F5がF5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)を継続的に拡張していることで、組織はこうした難しいトレードオフを迫られることがなくなります。F5はAPIディスカバリ機能を拡張し、選択肢と柔軟性を高めました。これにより、信頼性、パフォーマンス、セキュリティを損なうことなく、各組織固有のアーキテクチャや運用目標にシームレスに適合するAPIディスカバリを導入できます。

APIディスカバリの機能を大幅に拡充

F5の拡充されたAPIディスカバリオプションは、最大限の柔軟性を提供し、組織の現状に応じたニーズに対応できるよう設計されています。これらの新機能には、BIG-IP、マルチプロキシおよびゲートウェイアーキテクチャ、エアギャップ環境に特化したソリューションが含まれます。各オプションは、それぞれのニーズに応じたメリットを提供し、APIディスカバリを実行する方法と場所を組織が選択できるようにすることで、トレードオフの解消を支援します。

  • F5 BIG-IP向けAPIディスカバリ:BIG-IP TMOSを活用している組織向けに、F5 Distributed Cloud API Securityのディスカバリ機能を拡張し、アウトオブバンドのAPIディスカバリオプションを追加しました。これにより、BIG-IP(バージョン15.1以降)をご利用のお客さまは、仮想サーバーを通じて処理されるAPIトラフィックを検査し、その結果をDistributed Cloud Servicesコンソールで明確に可視化できます。この統合により、未知のAPI、シャドーAPI、非推奨APIを検出し、正確かつ最新のドキュメントでAPIインベントリを充実させ、単一ベンダーの統合ソリューションを通じてAPIセキュリティをシームレスに管理できるため、BIG-IPをご利用のお客さまはAPIを包括的に管理できます。(実際の動作はこちらでご覧いただけます。)
  • F5 NGINXおよびサードパーティ製データプレーン向けAPI検出:APIリクエストは多様なプロキシやゲートウェイを経由することが多いため、F5はDistributed Cloud API Securityの検出機能を拡張し、NGINX(NGINX OSS、NGINX Plusなど)やKong、Apigeeなどのサードパーティ製データプレーンと統合できるようにしました。これにより、APIのデプロイ先やインフラストラクチャ内でのリクエストの経路にかかわらず、APIエコシステム全体を可視化できます。これらのアウトオブバンド導入オプションは、検証済みの統合によってサポートされており、ほぼすべてのゲートウェイやプロキシからデータを収集し、APIを分析できます。組織はAPIアクティビティを分析し、管理されていないAPIやシャドーAPIを特定して、Distributed Cloud ServicesコンソールでAPIエコシステムを一元的に可視化できます。
  • エアギャップ環境でAPIディスカバリを実現する導入可能なソフトウェアオプション:データ主権に関する懸念があり、高度に規制された業界や、外部とのデータ共有が制限されるエアギャップ環境で事業を展開する組織向けに、F5は完全にローカライズされたAPIセキュリティオプションを提供しています。このソリューションにより、機密データをクラウドに送信することなく、APIのアウトオブバンドでの検出、監視、脅威検知をすべてオンプレミスで実施できます。この導入可能なソフトウェアには専用コンソールが含まれており、厳格なセキュリティ制約下で事業を展開する業界固有のコンプライアンスおよび規制要件を満たしながら、組織のBIG-IPインスタンスを通過するAPIを包括的に把握できます。

こうした拡張されたAPI検出機能により、企業はシャドー(未知)、未管理、または忘れられたAPIを検出し、OpenAPIスキーマとドキュメントを生成できるほか、機密データの検出結果や脆弱性に関するインサイトを含むAPIインベントリを維持できます。F5は、多様な環境に合わせた選択肢を提供することで、あらゆる組織がパフォーマンス、信頼性、コンプライアンスを犠牲にすることなく、進化し続けるAPIセキュリティの課題に効果的かつシームレスに対処できるようにします。

ニーズに合わせたAPIセキュリティ

APIディスカバリは、あらゆるAPIセキュリティ戦略の基盤です。F5が提供する幅広いAPIディスカバリおよびセキュリティ機能により、組織は多様化が進むアプリケーションのエコシステムやアーキテクチャ全体で、妥協することなくAPIへの理解を深め、保護を強化できます。APIディスカバリを出発点として、現在から将来にわたりAPIを保護するための具体的な対策を、自信を持って講じることができます。

詳細については、F5が提供する包括的なAPIセキュリティ機能をご覧いただき、こちらの短いインタラクティブコンテンツもお試しください。

ここでご紹介したAPIディスカバリ製品にご関心をお持ちのお客さまは、詳細について、お近くのF5アカウントチームにお問い合わせください。

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著者について

Ian Dinno
Ian Dinnoシニアプロダクトマーケティングマネージャー | F5

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