仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)は新しいものではありませんが、今なお新たな課題への対応が求められています。ハイブリッドワークやリモートワークが当たり前となった今、日々の業務におけるVDIの重要性はかつてないほど高まっています。経営幹部から専門職まで、現代のユーザーは、場所やデバイスを問わずアプリケーションやデータに安定してアクセスできる環境を必要としています。
最新のVDI環境の運用が難しいのはなぜでしょうか。組織には、規模の拡大に対応できる、堅牢で信頼性とセキュリティに優れたネットワークインフラストラクチャが必要です。適切なツールがなければ、数百人のユーザーに同時に影響するサーバー停止、パフォーマンスを低下させるトラフィックのボトルネック、機密データをリスクにさらす攻撃対象領域の拡大といった問題に直面します。
デジタルワークスペースの基盤を強化
F5とOmnissaは、今日のハイブリッドワークモデルに求められる、シームレスで信頼性の高いアクセスを確保するために連携しています。
デジタルワークスペース分野をリードするOmnissaは、統合エンドポイント管理、仮想デスクトップおよびアプリ、アイデンティティおよびアクセス管理に対応する、初のAI駆動型デジタルワークプラットフォームを提供しています。世界で26,000社を超えるお客さまを抱え、Fortune 500上位10社のうち7社に採用されているOmnissaの最新VDI、Omnissa Horizonは、現在の運用モデルに不可欠な仮想デスクトップおよびアプリケーションデリバリー機能を組織に提供します。
F5は、これらの機能をさらに拡張・強化するために、F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)を提供しています。これは、ハイブリッドマルチクラウド環境全体でアプリケーションのパフォーマンスとセキュリティを最大限に高める単一のプラットフォームです。F5とOmnissaを組み合わせることで、ユーザーが必要とするあらゆる場所に、安全でレジリエントかつスケーラブルな仮想デスクトップを提供するための強力な統合手段を実現します。
連携により、喫緊のVDI課題を解決

OmnissaプラットフォームとF5のデリバリーおよびセキュリティ機能を組み合わせることで、企業はVDIの成果を妨げる落とし穴を回避できます。
たとえば、多くの企業では、VDIアーキテクチャの一部として、複数ベンダーで構成されるDMZ環境を管理しています。このような環境では、プラットフォームごとに個別のゲートウェイやプロキシが必要になることが多く、管理が煩雑になるうえ、意図しないセキュリティギャップが生じる可能性があります。この課題を解決するため、F5 BIG-IPはDMZアーキテクチャを単一のプラットフォームに統合します。Omnissa Horizonと連携し、最新アプリケーションとレガシーアプリケーションの両方に、エンドツーエンドの保護とゼロトラストアクセスを実現するフルプロキシを提供します。
F5は、Omnissa Horizon環境でインテリジェントなトラフィックステアリングも実現します。Horizon Unified Access Gateway(UAG)とConnection Serverはリモートワーカーのエントリーポイントですが、ロードバランシングで冗長化されていない場合、単一障害点にもなります。F5 BIG-IP Local Traffic Managerは、UAGとConnection Serverにトラフィックをインテリジェントに分散することでこのリスクを解消し、基盤インフラストラクチャの稼働状態にかかわらず、24時間365日の可用性と、ユーザーが利用する一貫した単一のURLを確保します。
さらに、VDIを大規模に運用するには、災害発生時に確実にフェイルオーバーできることが必要です。F5は、マルチサイトのHorizon環境にF5 BIG-IP DNSとGlobal Server Load Balancing(GSLB)を追加し、可用性を考慮したインテリジェントなサイト間トラフィックルーティングを実現します。これにより、数時間に及ぶ可能性のある停止から、数分で復旧できるようになります。また、ITチームは名前空間の管理を簡素化でき、高負荷時にもVDIの可用性が維持されるという安心感を得られます。
もちろん、ハイブリッドワークやリモートワークを採用する組織には、場所を問わずゼロトラストアクセスが必要です。Omnissa AccessはHorizonのIDおよびアクセス管理を提供しますが、ゼロトラストポリシーを適用するには、デバイスの状態とユーザーコンテキストを動的に把握する必要があります。F5 BIG-IP Zero Trust AccessはOmnissa Accessと緊密に連携し、一元化されたOmnissaポータルを通じてコンテキストベースのアクセス制御を提供します。これにより、複数サイトおよび複数ポッドのHorizon環境全体で、デスクトップ、アプリケーション、リソースを保護します。
VDIへの依存度が高い業界向けに設計
F5とOmnissaのパートナーシップは、仮想デスクトップインフラストラクチャへの依存度が特に高い業界に、測定可能な成果をもたらします。
- 医療:HIPAA要件を満たし、機密性の高い患者データを保護する、安全でコンプライアンスに準拠した仮想デスクトップアクセスにより、病院、診療所、遠隔地の医療従事者からなる分散型の人材を支援します。
- 金融サービス:支店とリモート勤務者に一貫性のあるセキュアなVDIを提供するとともに、厳格な規制要件を満たし、ビジネスクリティカルなアプリケーションの継続的な可用性を確保します。
- 政府機関:公共部門の組織が、コンプライアンスや市民からの信頼を損なうことなく、インフラストラクチャをモダナイズし、技術的負債を削減するとともに、組織横断でデスクトップやアプリケーションへのセキュアなアクセスを提供できるよう支援します。
- 小売業:顧客データを保護し、需要のピーク時にも迅速なスケールを可能にしながら、店舗スタッフと本社従業員がアプリケーションやリソースに高速かつ安定してアクセスできるようにします。
F5とOmnissaでVDI導入成功への障壁を解消
F5とOmnissaを組み合わせたソリューションがもたらすのは、インフラストラクチャの信頼性だけではありません。DMZの複雑さを軽減し、管理負荷を抑えながらセキュリティを強化できます。さらに、フルプロキシアーキテクチャ、アプリケーションおよびネットワークのDDoS対策に加え、VDI環境全体のリスクを低減するゼロトラストアクセス制御を実現します。アクセス管理を簡素化しながら、可用性を高め、迅速な復旧を可能にします。
F5とOmnissaを組み合わせることで、ユーザーがオフィス、自宅、あるいはその間のどこにいても、現代の働き方に求められる信頼性、拡張性、セキュリティを備えたデジタルワークスペースインフラストラクチャを運用できます。ビジネスがVDIに依存しているなら、妥協は許されません。
詳細については、F5 and OmnissaのWebページをご覧ください。
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