乱立から戦略へ:アプリケーションデリバリとセキュリティに確かな戦略が不可欠な理由

F5 ADSP | 2026年2月11日

デジタルトランスフォーメーションが急速に進む中、多くの組織が意図せず「つぎはぎのアーキテクチャ」を構築してきました。クラウド移行やリモートアクセスへの喫緊の対応を迫られたITチームは、その時々の課題を解決するために手近なツールを採用してきました。その結果、インフラストラクチャは、特定用途に特化した相互に連携しないモジュールの寄せ集めとなっています。

個々のコンポーネントはそれぞれ最良の機能を備えているかもしれません。しかし、全体としては運用上の負担となり、テクノロジーだけでなく、異種システム間で広がり続ける隔たりまで管理しなければならなくなります。

連携されていないツールが可視性のサイロ化を招く

連携されていないツールが増えると、可視性がサイロ化し、大きな代償を伴います。ロードバランサー、Webアプリケーションファイアウォール、APIゲートウェイ、ボット対策がそれぞれ異なるコンソールにあり、固有のデータ形式を使用している場合、「全体像」はピースの欠けたパズルのようになってしまいます。

セキュリティチームは、インシデント発生時に3~4個の異なるソースから得たテレメトリをつなぎ合わせるだけで貴重な時間を失います。その結果生じる対応の遅れは、単なる技術指標上の問題ではなく、障害の長期化や侵害の見逃しにつながりかねないビジネスリスクです。

“個々のコンポーネントはそれぞれ最高水準の機能を備えているかもしれません。しかし、全体としては運用上の負担となり、テクノロジーだけでなく、異種システム間で広がり続けるギャップまで管理しなければならなくなります。”

さらに、このような寄せ集めの環境では、十数種類もの異なるインターフェースに精通し続けなければならないエンジニアに多大な認知的負荷がかかります。その結果、最も貴重な人材が戦略的なイノベーションに注力できず、「保守モード」に縛られてしまいます。

おそらく最も危険なのは、この一貫性の欠如によって、セキュリティ態勢にばらつきが生じることです。クラウドネイティブサービスのセキュリティポリシーを更新しても、オンプレミスのアプライアンスで更新を忘れれば、攻撃者に悪用される「グレーゾーン」が生まれます。アプリケーションの境界があらゆる場所に広がる現在、一貫性のないポリシーは、実質的にポリシーが存在しないのと同じです。

乱立から戦略的な運用へ

乱立状態から戦略的な運用へ移行するには、組織はアプリケーションサービスを個別に導入するのではなく、統合された基盤として捉える必要があります。成熟した戦略では、デリバリーとセキュリティが相互に依存していることを認識します。セキュリティを伴わないデリバリーは許容できないビジネスリスクであり、可用性を伴わないセキュリティでは本来の目的を果たせません。

断片化したインフラを合理化し、サイロ化された寄せ集めの環境から効率的な運用モデルへ移行するためのフレームワークを、F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP)は提供します。

高性能なトラフィック管理と堅牢なセキュリティを単一のプラットフォームに統合することで、F5 ADSPは、組織が単一のポリシーを定義し、データセンター、クラウド、エッジを問わず、あらゆる環境に一貫して適用できるようにします。この統合により、重複するライセンスを排除して総所有コストを削減できるだけでなく、リスクを生じさせることなく導入サイクルを短縮する「Security as Code」機能をチームが活用できるようになります。

プラットフォームアプローチのメリットについて詳しくは、eBookをご覧ください。

また、ウェビナー「乱立から戦略へ:プラットフォームアプローチでITのセキュリティを確保し、簡素化する方法」にもぜひご登録ください。


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著者について

Greg Maudsley
Greg Maudsleyプロダクトマーケティング担当シニアディレクター | F5

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