Dell PowerEdgeサーバー上でBIG-IP Virtual Editionのパフォーマンスを最適化するF5の検証

F5エコシステム | 2022年9月28日

世界有数のサーバーメーカーであるDell Technologiesの製品は、すでに多くの組織で利用されており、データセンターへのDellサーバーの追加導入を検討している組織も少なくありません。Dellは広く知られた信頼性の高いブランドであり(BrandFinance Global 500で第87位)、同社のラックマウント型PowerEdgeサーバーは、世界中のデータセンターに数多く導入されています。市場をリードするDellのサーバーが、F5のお客さまにも広く普及しているのは当然といえます。Dellサーバー上でBIG-IP Virtual Editions(VE)を最適に導入、構成できるよう支援するため、F5はDell PowerEdge R650™プラットフォーム上で稼働するBIG-IP VEを幅広くテストし、その結果と推奨事項を文書化しました。

BIG-IP VEは、F5専用ハードウェアを必要とせずに利用できる、強力かつ特定の環境に依存しないソリューションであることなどから、長年にわたりF5のソリューション群で重要な役割を担ってきました。BIG-IP VEにより、アプリケーションの可用性、アクセス制御、セキュリティの各ソリューションを網羅するBIG-IP製品ファミリー全体を、幅広いクラウドプラットフォーム、ハイパーバイザー、ハードウェアで利用できます。

この機能は以前からIT部門にメリットをもたらしてきましたが、調達に最大限の柔軟性が求められる現在、さまざまなサーバーにBIG-IPを仮想環境として導入できる選択肢は、これまで以上に重要です。F5のシニアプロダクトマーケティングマネージャーであるTom Atkinsは、最近、次のように述べています。「物理アプライアンスとは異なり、BIG-IP VEのライセンスは、サプライチェーン、製造、出荷に伴う制約を受けません。つまり、購入当日からVEを稼働させることができ、導入期間を数週間から数時間に短縮するのに役立ちます」(この困難な状況下でも、Dellサーバーが発注からわずか4週間で届いたことも特筆に値します)

もちろん、これはどれも新しいことではありません。BIG-IP VEは約10年前から提供されており、市場で最高レベルのパフォーマンスを誇るvADCの1つであること、特定のクラウドに依存しないこと、オンプレミス、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドのいずれの環境にも導入できること、さらに幅広いライセンスオプションから選択できることが高く評価されています。新しい点は、現在広く利用されている各種サーバー上でBIG-IP仮想マシンがどのようなパフォーマンスを発揮するかについて、より詳細な情報を提供する取り組みを進めていることです。つまり、BIG-IP VEが最も柔軟なプラットフォームをどのように実現するかを正確に文書化するとともに、パフォーマンスを向上させるために必要なVMware ESXi™ホストとF5 BIG-IP VEの構成手順を詳しく説明しています。

Dell上のBIG-IP:お客さまの選択肢を広げる力

ITProは、Dell PowerEdge R650を「高性能CPU、拡張性、ストレージ機能を兼ね備えた優れた製品」と評価しており、多くの企業ユーザーもBIG-IP VEに最適なプラットフォームだと考えています。こうしたユーザーが導入環境を最大限に活用できるよう、F5は最近、この人気サーバーを複数台導入し、BIG-IP VEソフトウェアのインストール、構成、運用を実施しました。さらに、パフォーマンスに関する検証結果と、この強力なハードウェアとソフトウェアの組み合わせを最大限に活用する方法について報告します。

このプロジェクトでは、この特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせに適したセットアップ方法を推奨するため、3つの異なるテストを実施しました。今後、他の主要メーカーのサーバーを検証する際にも、同様のテストを実施する予定です。テストの内容は次のとおりです。

  1. 標準構成。この評価では、お客さまと同様の手順で導入しました。新たに納品されたDell PowerEdge R650サーバーに、標準的で十分に文書化されたインストール手順(長年にわたり提供されているもの)に従ってBIG-IP VEをインストールしました。具体的には、BIG-IP VEの.ovaイメージをサーバーに読み込むだけで、標準的なBIG-IP VE環境を構築しました。追加の変更や調整は行っていません。
  2. VMware ESXi向けに調整。 VMware vSphere™のコンポーネントであるVMware ESXi(旧称ESX™)は、仮想コンピューターの導入と運用に広く使用されている、エンタープライズクラスのタイプ1ハイパーバイザーです。PowerEdge R650サーバーにさまざまな調整を加え、ESXi 7への対応状況を確認しながら、アプリケーション負荷およびネットワーク負荷をかけてBIG-IPをテストしました。ネットワークアダプターとBIG-IP VEの連携方法は変更していません(ネットワークアダプターはデフォルトのvmxnet3モードのままにしました)。
  3. SR-IOVモードを使用するVMware ESXi向けに最適化。 前回のテストに続き、ここでもESXiを使用しましたが、デフォルトのvmxnet3モードを「SR-IOVモード」に変更しました。これによりPCI Expressリソースを分離できるようになり、管理性とパフォーマンスに影響します。

現在、F5のお客さまが提供するアプリケーションの数はかつてないほど増加しており、多くの場合、IT予算が縮小する中でデータセンターの規模を縮小(または少なくとも維持)しながら、より広い帯域幅と高いスループットを確保する必要があります。業界をリードするBIG-IP VEは、適切に組み合わせてチューニングすることで、一般的な各種サーバープラットフォーム上で稼働する単一のVEでも高いスループットを実現できます。今回は、Dell PowerEdge R650サーバー上でBIG-IP VEの性能を最大限に引き出すためのベンチマークと推奨事項をご紹介します。今後数週間から数か月にわたり、このプログラムを拡大し、他のサーバーメーカー向けの最適化に関する推奨事項も提供する予定です。Dellサーバーなどで高パフォーマンスのワークロードに対応できるよう、VMware ESXiホストとF5 BIG-IP VEを構成するために必要な手順については、F5のテクニカルコミュニティサイトに掲載している一連の記事をご覧ください。今後も対象サーバーを拡充し、さらに詳しい情報をお届けします。
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詳細はこちら: https://www.f5.com/trials/big-ip-virtual-edition

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タグ: 2022

著者について

Frank Strobel
Frank Strobelテクノロジーアライアンス担当シニアディレクター | F5

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