先日、F5のグローバルソリューションアーキテクト担当バイスプレジデント(プラットフォーム、インフラストラクチャ、クラウド担当)であるGary Neweと、Google Cloudの戦略的テクノロジーパートナーマネージャーであるJoshua Haslettを専門家として迎え、ウェビナー「AIでAIを保護:F5とGoogle Cloudが解説する最新のマルチクラウドアプリのセキュリティ確保」を開催しました。両氏は、AIの普及とその力、最新のマルチクラウドワークロードへの影響、そしてマルチクラウドのアプリケーションとAPIセキュリティにおけるAIの位置付けについて議論しました。
AIが幅広い業界に及ぼす影響は明らかです。年間売上高10億米ドル以上の企業に所属する、米国のさまざまな業界の経営幹部200人を対象とした「調査」では、回答者の過半数がAIの価値について楽観的な見方を示しています。
83%が、今後6か月から1年の間に生成AIへの投資が50%超増加すると予想しており、45%は少なくとも2倍になると回答しています。
80%が、生成AIによって自社の業界が大きく変わると考えています。
93%が、生成AIは自社のビジネスに価値をもたらすと考えています。
これらの数値は、主に3つの領域におけるAIの可能性を示しています。
- ユーザー体験を向上。 レコメンデーションエンジン、パーソナライズされた検索結果、インテリジェントチャットボットなどのAI搭載機能を通じて、企業は顧客へのより効果的なアプローチ方法を見いだし、一人ひとりに合わせた体験を提供しています。
- 定型業務を自動化。AIにより、価値の低い業務に費やす時間を削減できる可能性があります。その結果、チームはより戦略的で創造的な活動に注力できます。たとえばサイバーセキュリティでは、AIが脅威の検知と修復のプロセスを効率化します。
- 意思決定を改善します。AIは膨大な量のデータを分析してパターンや傾向を特定し、より多くの情報に基づく意思決定とデータへの理解の深化につなげます。診断や治療の提案からリスク評価、ターゲティング広告まで、そこから得られる情報の可能性を制限するのは、私たちの想像力だけです。
Google Cloudの最新Gemini AIモデル
Googleは最近、テキストと画像を処理できるよう設計された新しいGemini AIモデルファミリーを発表しました。具体的には、12月にGoogle CloudがマルチモーダルモデルのGemini 1.0をUltra、Pro、Nanoの3つのサイズでリリースしました。そのわずか数か月後、Google Cloudは1.5 Proをリリースしました。パフォーマンスが向上し、画期的な100万トークンのロングコンテキストウィンドウを備えています。さらに最近、Gemini 1.5 Flashが発表されました。1.5 Proより軽量で、大規模環境でも高速かつ効率的に提供できるよう設計されたモデルです。
汎用性と性能に優れたこれらのモデルは、ビジネスアプリケーションから研究まで、さまざまなユースケースに対応します。3つのモデルは次のとおりです。
- Gemini Pro:幅広いタスク向けに最適化されており、拡張性の高いAIソリューションを必要とする企業に適しています。
- Gemini Ultra:高度な推論を必要とする複雑なタスク向けに設計されており、研究開発に最適です。
- Gemini Nano:最も効率性に優れたモデルで、コンピューティング能力が限られたデバイス上でのリアルタイムな応答に最適です。
これらのAIモデルにより、開発者はアプリやワークフローにAIをより簡単に統合できます。多くの企業は、強力なGPUとCPUを活用するために、こうしたアプリをGoogle Cloud上で実行することを選びます。一方、レイテンシーやデータ主権への懸念から、AIをワークロードの近くに配置する必要がある場合もあります。
AIモデルをどこで実行する場合でも、セキュリティを確保する必要があります。F5はGoogle Cloudと提携し、アプリとAIモデルの保護を支援するだけでなく、あらゆる環境に一貫したセキュリティを拡張しています。F5とGoogle Cloudは、以下の取り組みによってAIセキュリティを簡素化し、AIの導入を容易にします。
- シームレスな導入に向けたソリューションの事前テストと統合。
- さまざまな環境に合わせた導入のベストプラクティスガイドを提供します。
- Google Cloud Marketplaceを通じた調達プロセスの効率化。
- AIを活用して脅威を迅速に特定し、軽減します。
Google CloudにおけるAIアプリとAPIのセキュリティを強化
AIをアプリケーションに急速に統合すると、セキュリティ上の懸念が高まります。AIには、セキュリティ機能を強化する一方で、サイバー犯罪者に悪用されるツールにもなり得るという二面性があります。モデルポイズニングやプロンプトインジェクションなどのリスクを軽減するには、あらゆる環境で一貫したセキュリティ対策を利用できることが不可欠です。F5とGoogle Cloudは、堅牢なAIセキュリティフレームワークと、AIを活用して保護を強化するソリューションの必要性を認識しています。
業界は、AIを阻止できるのはAIだけという段階に近づいています。F5が自社のテクノロジーにAIを導入してきた理由の1つも、そこにあります。ベンダーには、サイバー脅威への対応と脆弱性リスクの最小化において、少なくとも脅威アクターと同等のスピードが求められます。
F5は先ごろ、AIの可能性を実現するために設計された新しいデータプラットフォーム、F5 AI Data Fabricの開発を発表しました。このデータファブリックに不可欠な要素がAIエコシステムです。これは、F5のセキュリティ製品から得られる大量のデータを基に、レポートや分析を生成するために設計されたサービス群です。これにより、F5は製品へのAI導入を加速し、AI対応アプリのセキュリティと最適化をさらに強化できます。
組織でAIの導入が進む中、強力で一貫したセキュリティ対策の必要性が最重要課題となっています。F5のアプリおよびAPIセキュリティをGoogle Cloud AIモデルとシームレスに統合することで、企業はAIの可能性を最大限に引き出せます。F5のセキュリティソリューションは、Google Cloudを含むマルチクラウドエコシステム全体を保護し、AI搭載アプリケーションのセキュリティ確保を容易にします。
F5のAI統合型セキュリティソリューションについて詳しくは、ウェビナー「AIでAIを保護:F5とGoogle Cloudが解説する最新のマルチクラウドアプリのセキュリティ」をご覧いただくか、F5 Google Cloudパートナーページをご覧ください。
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