「Continuous ITの概念に関する最近の記事」をご記憶かもしれません。デプロイパイプラインを完全に自動化するには、ITインフラストラクチャの構築における複数の側面に注意を払う必要がある、というのが基本的な前提です。

今回は、Infrastructure as Codeに焦点を当て、その実現と活用を支援するためにF5が取り組んでいることをご紹介します。
Infrastructure as Code
DevOpsの有用性がIT部門内で継続的に認められるにつれ、自動化や「as Code」手法の導入が進んでいます。これには、本番パイプラインにおけるGitHub EnterpriseやJenkinsなどのCI/CDツールの利用拡大も含まれます。
これらのテクノロジーとツールは、主に構成とパイプラインのコード化に重点を置いています。つまり、それぞれのアプリケーションサービスを構成する「コード」を受け入れるインフラストラクチャがすでに存在し、準備が整っていることを前提としています。
これは、DevOpsがインフラストラクチャをすでに利用できることを前提としているためです。プロビジョニングとオンボーディングが一連のプロセスに含まれるものと見なされるようになったことは、クラウドがもたらした変化の1つです。クラウドでインスタンスを起動すると、ネットワークの構成やライセンスの処理はすべてバックグラウンドで行われます。
「Infrastructure as Code」は、インフラストラクチャのプロビジョニングとオンボーディングを自動化し、同様にシームレスなエクスペリエンスを実現します。これは多くの場合、インフラストラクチャのプロビジョニングとオンボーディングに必要な処理を宣言的に記述した「テンプレート」を読み込むTerraformなどのツールによって実現されます。
F5にとって、Infrastructure as Codeへの対応とは、クラウドテンプレートのサポートを継続するとともに、あらゆる環境でBIG-IPを宣言的にオンボーディングできるようにすることです。
これを実現するのが、Declarative Onboarding Extension(DO)です。DOは、主要な自動化とオーケストレーションのコンポーネントを1つに統合する新しい製品ファミリー、F5 Automation Toolchainの一部です。これらのコンポーネントには、以下が含まれます(ただし、これらに限定されません)。
- Application Services 3 Extension (AS3)
- Declarative Onboarding Extension (DO)
- API Services Gateway (ASG)
DOは、BIG-IPのネットワーク(L1~L3)オンボーディングを自動化し、BIG-IPを利用可能な状態にして、アプリケーションサービス構成を受け入れる準備を整えます。DOは、RPMとして提供されるiControl LX Extensionです。BIG-IPにDO Extensionをインストールすると、宣言型APIエンドポイントにDO JSON宣言をPOSTすることで、BIG-IPを宣言的にオンボーディングできます。
Declarative Onboardingでは、BIG-IP上の以下の項目を宣言的に構成できます。
- L1~L3の構成
・ネットワークインターフェース
· VLAN、MTU、VLANタグ
· Self IP
· ゲートウェイとネットワークを指定したルート
- ライセンス
・登録キー
· BIG-IQライセンスプール
- グローバル設定
· NTPサーバーとタイムゾーン
· DNSネームサーバーと検索ドメイン
· BIG-IPモジュールのプロビジョニング
- ユーザーアカウント
・rootユーザーのパスワード変更
· 非rootユーザーの作成
Declarative OnboardingはGitHubで公開されています:https://github.com/F5Networks/f5-declarative-onboarding。
著者について

Lori MacVittieは、F5のOffice of the CTOに所属するDistinguished Engineer兼Chief Evangelistであり、アプリケーションデリバリ、自動化戦略、インフラストラクチャに関する深い専門知識を有しています。AIエージェントのガードレール策定、脆弱なマルチクラウドアーキテクチャの分析、スケーラブルなシステムの限界の検証など、複雑な事柄を明快にすることで知られています。アプリケーション開発、ITアーキテクチャ、ネットワークおよびシステム運用の分野で、30年以上にわたる業界経験を有しています。F5入社前は、受賞歴のあるテクノロジー編集者として活躍していました。 MacVittieはコンピューターサイエンスの修士号を取得しており、セキュリティ、クラウド、エンタープライズアーキテクチャにわたる分野で多数の著作を発表しています。また、テーブルトークゲームとビデオゲームをこよなく愛し、チーズについては遠慮なく強いこだわりを語ります。
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