アプリケーションの健全性:BIG-IP Cloud EditionとBIG-IQ 6.0のアナリティクス

F5エコシステム | 2018年6月21日

数日前、息子に自動車のエンジンの仕組みを説明しようとしていたところ、息子がこう言いました。 説明するより見せて(話題が車で、別の「ある話題」ではなかったのは幸いですが、話がそれました)。なぜか手元に内部構造が見える内燃エンジンの模型はありませんでしたが、幸いインターネットがあります。……とはいえ、息子の要望は的を射ていました。人間は、データの塊では見落としてしまうパターンも、チャートやグラフなら見つけられます。

データ可視化ツールは、F5にとって新しいものではありません。F5のAVRソリューションは何年も前から提供されていますが、表示できるのは1台のBIG-IPデバイスのデータに限られ、複数のデバイスを横断して分析結果を確認するには、Splunkなどの外部ツールにデータをエクスポートする必要がありました。バージョン6.0では、BIG-IQにより、F5デバイスの健全性とパフォーマンスをグラフィカルに表示する一元化されたダッシュボードを利用できます。(補足:以前のF5プレスリリースでお伝えしたとおり、BIG-IP Cloud Editionは、F5の幅広いアプリケーションサービスのポートフォリオと、BIG-IQによって大幅に強化された管理、可視化、分析機能を組み合わせたものです。これが、この記事のタイトルに記載された製品間の関係です)。

本題に戻りましょう。BIG-IQでは、アプリケーションと、それを提供するデバイスの健全性、パフォーマンス、セキュリティをアプリケーション中心の視点で把握できます。これにより、ネットワークチームとアプリケーションチームは、アプリケーションの健全性を示す特性をプロアクティブに確認し、トラブルシューティングできるようになります。さらに、これらの分析結果を基にスケーリングイベントをトリガーできるため、過剰なプロビジョニングを行うことなく、アプリケーションのパフォーマンス低下を防げます。使いやすさを高めるため、BIG-IQでは、ロールベースのカスタムポータルを作成することもできます。これにより、アプリケーションチームは、他のシステムに影響を与えることなく、自分たちのアプリケーションの健全性と構成を確認、管理できます。詳しく見ていきましょう……

以下はアプリケーションポータルです。環境内のF5デバイスがサポートするすべてのアプリケーションの概要を確認できます。一目で、3つのアプリケーションが良好な状態にあることがわかりますが、そのうち1つにはセキュリティがありません。

これらのアプリは、数が少ない場合に便利なカード形式、またはリスト形式で表示できます。どちらの形式でも、アプリケーションの健全性とセキュリティのステータスに加え、不正なトラフィックの割合やアラート数など、いくつかの主要な統計情報を一目で確認できます。アプリをクリックすると詳細が表示され、健全性やパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングに役立ちます。また、アプリ分析では、アラートをトリガーしたり、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるためにスケーリングイベントを開始したりすることもできます。

個々のアプリをクリックすると、次の画面のような詳細ビューが表示されます。ここでは、アプリケーションの現在の正常性、トラフィックパフォーマンス、セキュリティ、構成の詳細を確認できます。

右上端にある[Enhanced Analytics]ボタンを使用すると、より詳細なトラブルシューティングに必要な追加データの収集を有効にできます。複数のアプリケーションで[Enhanced Analytics]を同時に有効にし、HTTPダッシュボードの拡張データオブジェクトを利用できます([Monitoring]>[DASHBOARDS]>[Local Traffic]>[HTTP]の順にクリックします)。拡張分析データの収集は、デフォルトでは無効です。[Enhanced Analytics]オプションはBIG-IQのパフォーマンスには影響しませんが、大量のデータが収集されるため、ストレージに影響する可能性があります。デフォルトでは、最大20個のアプリケーションで[Enhanced Analytics]モードを同時に有効にできます。追加データの詳細については、BIG-IQのドキュメント(https://support.f5.com/kb/en-us/products/big-iq-centralized-mgmt/manuals/product/big-iq-centralized-management-monitoring-and-managing-application-services-6-0-0/3.html#unique_377701420)を参照してください。

画面中央には、Application Configuration Mapもあります。クリックすると、アプリケーショントラフィック、クラ​​イアントトラフィック、基盤となるハードウェアのパフォーマンス、F5アプリケーションサービス、およびアプリケーションをホストするサーバーのパフォーマンスに関する詳細な分析情報と構成情報を確認できます。

アプリケーションセキュリティ分析は新しく、非常に有用ですが、BIG-IQの[監視タブ](下図)にあるデバイス分析とセキュリティ分析も忘れずにご活用ください。このタブには、アクセス、デバイスの健全性とトラフィック、DNSサービス、ローカルトラフィック管理の各ダッシュボードがあります。また、一元管理されたアラート、セキュリティレポート、パフォーマンスレポート、イベント追跡も利用できます。

BIG-IQで分析機能を使用するには、Data Collection Device(DCD)が必要です。DCDはBIG-IPデバイスに代わって分析データを収集するため、BIG-IPのパフォーマンスには影響しません。DCDのライセンスは無償で提供されます。DCDをアップグレードできるように、無償のサポートSKUも必ず申請してください。

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