F5 rSeriesアプライアンス
F5 rSeriesは、アプリケーションデリバリのパフォーマンスを拡張し、アプリケーション サービスを自動化して、今日の最も重要なビジネス課題の多くに対応する、再構築された次世代ハードウェアプラットフォームです。
アプリケーションのセキュリティとデリバリのための次世代のF5プラットフォーム
F5 rSeriesは、重要なアプリケーションとネットワーク展開に必要な、かつてないほど高いレベルのパフォーマンスと保護を提供します。マイクロサービスベースの新しいプラットフォーム層とAPIファーストのアーキテクチャをベースに設計されたrSeriesは、インフラストラクチャ全体のコスト削減とTCO削減のための統合を可能にします。
rSeriesプラットフォームのF5 Automation Toolchainは、シンプルかつ強力な宣言型インターフェースを介して、F5アプリケーション サービスを容易にオンボーディングして設定できるようにします。完全に自動化されたアーキテクチャにより、お客様はプロセスの効率を高め、手動タスクに費やす時間を減らすことで、人員コストを削減できます。
- 自動化されたオンボーディングと設定：rSeriesプラットフォームのプロビジョニングにF5 Declarative Onboardingを使用し、さらにBIG-IPソフトウェアの設定にF5 Application Services 3 Extensionを使用することで、サービスを自動化して迅速に導入することができます。
- アプリケーション サービスを自動的に導入：AS3を使用してBIG-IPソフトウェアでアプリケーションを導入するには、F5 Application Services Templates（FAST）を使用すると簡単で効果的です。FAST Extensionは、AS3アプリケーション サービスのテンプレート化と管理のためのツールセットを備えています。
- サードパーティ分析へのテレメトリ データのストリーミング：Telemetry Streaming（TS）により、BIG-IPソフトウェアのテレメトリ データ、統計情報、イベントを宣言的に集約、正規化して、サードパーティの分析およびコンシューマ アプリケーションに転送できます。
アプリケーション サービスとアプリケーションへの攻撃が増加し、複雑化するなか、アプリケーション トラフィックの管理、インフラストラクチャの保護、顧客ニーズへの対応においてITの能力が問われています。F5 rSeriesは、パフォーマンスを最大100%向上させる次世代プラットフォーム アーキテクチャであり、アプリケーション デリバリ インフラストラクチャの将来性を確保し、サービス速度を向上させてモダナイゼーションの要件を満たすことができます。
- ADCインフラストラクチャのモダナイゼーション：次世代のAPIファーストのrSeriesプラットフォームに自動的に移行することで、アプリケーション セキュリティおよびデリバリ プラットフォームをモダナイズできます。
- 並列移行により投資の将来性を確保：並列移行するためにBIG‑IPの現在と将来のバージョンを柔軟に導入できます。rSeriesは、投資の将来性を確保するため、最新のアーキテクチャに対して高い適合性を発揮します。
- プログラマビリティによりサービスをカスタマイズ可能：iRulesとiRulesLXにより、ネットワーク要件に迅速に対応するためのきめ細かいトラフィック管理と可視化が可能になり、アプリケーション サービスを変革することができます。
製品の概要
rSeriesの機能
F5 rSeriesは、拡張性の高いマイクロサービスベースのアーキテクチャを提供して、ミッションクリティカルなアプリケーションとネットワーク展開を強化する次世代ハードウェア プラットフォームです。この高性能アプライアンスは、最新のFPGAを搭載し、業界をリードするSSLオフロードと楕円曲線暗号（ECC）のハードウェアベースのサポートを1 RUのフォーム ファクタで実現します。rSeriesは、L7の1秒あたりの要求数（RPS）が非常に高く、単一デバイスでの複数のサービスの統合を可能にし、ラック ユニットあたりの高速ポートの密度を向上させることができます。
大企業でも中小企業でも、rSeriesを使用すれば、パフォーマンス要件に応じてCPU使用率をスケールアップまたはスケールダウンすることができます。
コア機能
F5 rSeriesアプライアンスは、アプリケーション サービスの自動化、高度なアプリケーション セキュリティの実装、ITインフラストラクチャの将来性の確保を可能にします。
投資の将来性を確保
アプリケーションデリバリとセキュリティ環境を統合し、TCOを削減します。
市場投入までの時間を短縮
自動化を強化することで、重要なアプリケーションを迅速に展開し、ITコストの無駄をなくして市場投入までの時間を短縮することができます。
これまでにない性能
F5 rSeriesは、従来のアプライアンス モデルと比較して最大2倍のパフォーマンスを提供し、多くのアプリケーションサービスを1つのプラットフォームに統合しています。
高度なアプリケーション保護
SSL処理をオフロードして、アプリケーションデリバリとセキュリティ サービスをどこにでも展開し、最も一般的な攻撃からアプリケーションを保護します。
F5 rSeriesのカタログ
サービス プロバイダでも、大企業でも、中小企業でも、rSeriesを使用すれば、アプリケーションパフォーマンス要件に応じてスケールアップまたはスケールダウンすることができます。
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大企業とサービス プロバイダ
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中規模から大規模企業
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中小企業
r10000
r10000シリーズは、1RUフォーム ファクタでアプリケーションの拡張とセキュリティ サービスのための高いパフォーマンスを提供します。新旧のアプリケーションに対応したAPIファーストのアーキテクチャで、完全な自動化が可能であり、以下を実現します。
マルチテナント：36テナント
ハードウェア オフロードSSL/TLS：
- 20万TPS（RSA 2kキー）
- 14万TPS（ECDHE-ECDSA P-256）
- 11万TPS（ECDHE P-256-RSA 2k）
- 95 Gbpsのバルク暗号化
インテリジェントなトラフィック処理：
- L7の1秒あたりの要求数：660万
- L4の1秒あたりの接続数：250万
- L4の1秒あたりのHTTP要求数：3,700万
- L4の最大同時接続数：1億8,000万
- スループット：190 Gbps/190 Gbps L4/L7
r5000
r5000はクラス最高レベルのミッドレンジ アプリケーション パフォーマンスとセキュリティ サービスを提供します。新旧のアプリケーションで投資の将来性を確保するために、APIファーストの高度に自動化可能な最新のプラットフォーム設計であり、以下を実現します。
マルチテナント：18テナント
ハードウェア オフロードSSL/TLS：
- 8万TPS（2K SSL TPS）
- 5万TPS（ECDHE-ECDSA P-256 TPS）
- 5万TPS（ECDHE P-256-RSA-2k TPS）
- 45 Gbpsのバルク暗号化
インテリジェントなトラフィック処理：
- L7の1秒あたりの要求数：330万
- L4の1秒あたりの接続数：140万
- L4の1秒あたりのHTTP要求数：最大1,800万
- L4の最大同時接続数：8,500万
- スループット：95 Gbps/85 Gbps L4/L7
r4000シリーズ
r4000シリーズは、複数のBIG-IPインスタンスを実行するマルチテナント機能を備えた最新設計のアーキテクチャでミッドレンジのアプリケーション サービスを提供します。ADCサービスの導入を自動化して、市場投入までの時間を短縮し、以下を実現します。
マルチテナント：4テナント
ハードウェア オフロードSSL/TLS：
- 4万5千TPS（2K SSL TPS）
- 2万TPS（ECDHE-ECDSA P-256 TPS）
- 2万TPS（ECDHE P-256-RSA 2k TPS）
- 25 Gbpsのバルク暗号化
インテリジェントなトラフィック処理：
- L7の1秒あたりの要求数：180万
- L4の1秒あたりの接続数：75万
- L4の1秒あたりのHTTP要求数：350万
- L4の最大同時接続数：3,800万
- スループット：50 Gbps/40 Gbps L4/L7
r2000シリーズ
r2000シリーズは、中小企業向けにエントリ レベルのアプリケーション デリバリおよびセキュリティ サービスを提供します。次世代プラットフォームと最新のAPIファースト アーキテクチャで、ADCサービスを数分で自動的に導入し、以下を実現します。
マルチテナント：1テナント
ハードウェア オフロードSSL/TLS：
- 1万5千TPS（2K SSL TPS）
- 1万TPS（ECDHE-ECDSA P-256 TPS）
- 1万TPS（ECDHE P-256-RSA 2k TPS）
- 10 Gbpsのバルク暗号化
インテリジェントなトラフィック処理：
- L7の1秒あたりの要求数：87万5千
- L4の1秒あたりの接続数：35万
- L4の1秒あたりのHTTP要求数：180万
- L4の最大同時接続数：1,900万
- スループット：25 Gbps/17 Gbps L4/L7
リソース
特集
顧客により良いシームレスなデジタル エクスペリエンスを提供するために、組織がアプリケーションのモダナイズを続けていることは、何ら驚くことではありません。業界全体でデジタル化が加速し続ける中、これまで以上に多くの組織（推定88％）が、新旧のアプリケーションを混在させて運用しています。