仮想IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワーク

課題

LTEネットワークを導入したなら、その投資を活用して収益化したいと考えるでしょう。VoLTEなどの新しいサービスを提供することで、新たな市場機会を開拓し、収益源を拡大できます。しかし、加入者数の増加に伴ってネットワーク容量への需要が高まる中、新しいサービスを迅速に構築、開始、拡張できるよう、ネットワークの増強も必要です。LTEネットワークでVoLTEサービスを導入する際の中核となるのがIMSネットワークであり、SIPおよびDiameterのシグナリング要素をスケールアウトする必要があります。

ソリューション

ネットワークをNFVへ移行し、IMSネットワークを仮想化することで、複雑さとコストを軽減できます。また、お客さまやネットワークの要件に応じてサービスを起動・停止できる、拡張性の高いソリューションを実現します。

仮想Diameter Routing Agent(vDRA)と仮想Diameter Edge Agent(vDEA)を統合したTraffix Signaling Delivery Controller (SDC)をはじめとするF5の仮想シグナリングソリューションを導入することで、ネットワークのシグナリングプレーンとコントロールプレーンのスケーリングに対応できます。SDCにより、IMSネットワーク上で稼働するVoLTEなどのサービスで高品質なユーザー体験(QoE)を確保できます。

vDRAは、Diameterシグナリングを管理するコンテキスト認識型ルーティングエンジンを提供し、コントロールプレーンの高いパフォーマンスと信頼性を確保します。また、LTEネットワークのローミング、ポリシーと課金ルール、およびその適用をサポートします。さらに、レガシーネットワークとLTEネットワークのユースケースを相互接続します。

vDEAは、LTEローミングにおけるセキュリティを強化し、機能を標準化します。これにより、IPXキャリアは、他の移動体通信事業者(MNO)や仮想移動体通信事業者(MVNO)からのトラフィックを保護できます。また、vDEAをネットワークエッジに配置することで、サービスを中断させる可能性のある予期しないシグナリングの急増から保護できます。

F5のvirtual Application Delivery Controller(vADC)は、IMSアーキテクチャ内のSIPサービスにスケーラビリティを提供します。vADCはSIPトラフィックを処理し、SIPサーバーとアプリケーションを継続的に監視するとともに、サーバー間のセッションを管理することで、サービスの可用性を確保します。また、SIPセキュリティを提供し、DoS攻撃やDDoS攻撃、ステルスフラッド、ボットネットに加え、不正な形式またはルーティング不能なSIPリクエストからIMSネットワークを保護します。

F5が支援すること:

  • 新しいネットワークサービスを迅速に導入、展開できます。
  • 顧客構内でのサービス提供にかかる設備投資(CapEx)と運用コスト(OpEx)を削減します。
  • エンドツーエンドのサービス自動化とオーケストレーションを実現します。
  • サービスを動的に起動・停止します。
  • 顧客満足度と顧客維持率を向上させます。
仮想IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワーク