2025年6月19日
企業のAI導入における主要な課題に対処し、安全性の高いモデルの提供、大規模データの取り扱い、環境間でのリアルタイム推論を可能に。
マルチクラウドのアプリケーション セキュリティとデリバリーの世界的リーダーである F5 (NASDAQ: FFIV) は、オープンソース ソリューションの世界最大手プロバイダーであるRed Hatとの協業を拡大し、企業が安全かつ高性能なAIアプリケーションを大規模に導入および拡張できるよう支援することを発表しました。F5アプリケーション配信およびセキュリティ プラットフォームと Red Hat OpenShift AIの統合を可能にすることで、F5のお客様はAIを迅速かつ安全に導入できるようになり、検索拡張生成 (RAG)、[MK1] 安全性の高いモデルの提供、大規模なデータの取り込みなど、実践的かつ価値の高い業務に集中することが可能となります。
F5 のチーフ イノベーション オフィサーであるクナル・アナンド(Kunal Anand) は次のように述べています。「多くの企業はAIの力を活用したいと熱望しているものの、同時に、AI アプリケーションの拡張とセキュリティの確保には、大きな課題に直面しています。Red Hatとの連携は、パフォーマンス、セキュリティ、オブザーバビリティといったニーズに対応する統合ソリューションの提供により、企業が直面する課題を解決し、組織がAIを通じて具体的な成果を実現できるよう支援します」。
両社のコラボレーションは、AI導入が加速するタイミングと重なっています。F5が発表した「2025年版アプリケーション戦略状況レポート (State of Application Strategy Report)」によると、現在96%の組織がAIモデルを導入しており、2023年の25%から大幅な増加を示しています。さらに、同レポートでは、回答者の72%が「AIを活用してアプリケーションのパフォーマンス最適化を目指している」と回答し、59%が「コスト最適化とセキュリティ強化に焦点を当てている」ことが明らかになりました。
これらの増大するニーズに対応するため、F5はRed Hatと協力し、企業がAIを実用化するために必要とされる現実世界の基盤技術に焦点を当てています。データパイプラインの安全性確保から推論パフォーマンスの最適化まで、F5のソリューションは、各組織が自信を持って、迅速かつ制御可能な形でAIを導入できるよう支援します。
両社の協業には、以下の主要項目が含まれます：
また、F5は、そのビジョンの一環として、Red Hatと協力しながらオープンソースイノベーションの推進に注力しています。Red Hat OpenShift AI は、ハイブリッド環境においてAIアプリケーションの構築と推進を行うため、モジュール式かつオープンなプラットフォームを提供。一方、F5のAPIゲートウェイとAIセキュリティ機能は、お客様を単一のクラウドやツールセットに縛ることなく、よりシームレスに統合できるように設計されています。この協業により、F5は、Red Hat OpenShift AIを活用し、各組織がオープンで柔軟なAIインフラを採用できるよう支援しています。
Red HatのAI ビジネスユニット担当副社長兼事業本部長であるジョー・フェルナンデス (Joe Fernandes) は、以下のように述べています。「AIが企業の運営と競争の中核となるなか、組織はセキュリティを犠牲にすることなく柔軟性を提供してくれるプラットフォームを必要としています。私たちはAIの未来はオープンソースにあると信じています。そして、Red Hat OpenShift AI をF5の堅牢なセキュリティと可観測性と組み合わせることで、組織がAIアプリケーションを構築しスケーリングする際に、実行場所にかかわらず、より高い信頼性をもって必要なツールを提供することが可能となるのです」。
関連リソース（いずれも英語）:
F5について
F5はあらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーです。
30年にわたる事業で培った専門知識を基盤に、F5は業界最高峰のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform（ADSP）を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッド、マルチクラウドの環境を問わず、あらゆるアプリとAPIをデリバリーし、セキュリティを担保しています。 F5 は革新を続け、世界最大かつ最先端の組織と提携して、高速で可用性が高く安全なデジタルエクスペリエンスを提供することに注力しており、企業・組織のお客様の成長を支援し、より良いデジタル世界を実現します。
F5やパートナー企業、テクノロジーに関する詳細は下記のリンクをご参照ください。
ホームページ https://www.f5.com/ja_jp
X（旧ツイッター） @F5Japan
LinkedIn https://www.linkedin.com/company/f5/
[MK1]この用語は、F5の公式ページや他の資料を参照しています：
https://www.f5.com/ja_jp/company/blog/unlocking-magic-ai-rag-f5-netapp
https://aws.amazon.com/jp/what-is/retrieval-augmented-generation/