消えたトレンド、躍進したトレンド
F5が毎年実施している「アプリケーション戦略の現状」調査で得られた世界各地の10年分のデータから、デジタルアプリケーションが歩んできた進化の軌跡が明らかになりました。各年の主な調査結果は、この10年間の大きな変化を示すとともに、現在から未来へと続く方向性を浮き彫りにしています。
2015
パブリッククラウドが注目を集める一方、プライベートクラウドへの期待も高まる
パブリッククラウドに注目が集まったこの年、プライベートクラウドが戦略的トレンドの第1位に選ばれました。
2016
セキュリティの転換が始まる
ロケーションベースのセキュリティから、ユーザー、アイデンティティ、アプリに重点を置くゼロトラストへと移行が始まる中、組織の35%がアイデンティティフェデレーションを利用しています。10年足らずで、10組織中9組織がこれに続く見込みです。
2017
クラウドの隆盛
パブリッククラウドが普及し始めてから10年が経過し、組織の47%がクラウドファーストを採用していると回答しています。特に、消費者向けアプリはこのモデルで導入される傾向が最も高くなっています。
2018
クラウドの選択はアプリ次第
アプリを中心としたビジネスアプローチでは、56%の組織がアプリごとにクラウドを選択しています。
2019
自動化が急速に進展
組織の62%が、デジタルトランスフォーメーションと、ますます分散化するアプリに対応するため、オートメーションとオーケストレーションを導入しています。
2020
マルチクラウド運用の拡大
組織の87%が複数のクラウドを管理しており、その結果、大半がセキュリティ上の課題を抱えています。
2021
アプリケーションモダナイゼーションが急拡大
デジタル経済の急速な拡大を支えるため、組織の77%がアプリポートフォリオのモダナイゼーションを進めています。これは2020年の割合の2倍を超えており、その一因にはCOVID-19の影響があります。
2022
AIがもたらす変革への期待
10組織中9組織が、顧客サービスの向上にAIを活用する予定です(ただし、98%が必要なインサイトを得られていないと回答しています)。
2023
ハイブリッドITは今後も続く
85%の組織が、オンプレミスのデータセンターからSoftware as a Service(SaaS)まで、複数の導入環境とデリバリーモデルを運用しています。
2024
APIがアプリを上回る
組織の95%がAPIゲートウェイを利用しており、2019年の35%から大幅に増加しています。その背景の1つとして、41%の組織では、管理するAPIの数がアプリと同数以上に達していることが挙げられます。