目標復旧時間(RTO)とは、予定外の中断が発生した後にネットワークやアプリケーションを復旧し、データへのアクセスを回復するために許容できる最長時間です。収益の損失と、中断されたプロセスが事業継続性に及ぼす影響の程度が、どちらもRTOに影響します。

この時間は、事業や関連するプロセスやシステムの性質に応じて大きく左右されます。例えば、給与計算システムのRTOは2週間など長く設定できますが、機密性の高い財務プロセスのRTOは実質的にゼロに設定され、ほぼ瞬時にサービスを復旧させる必要があるでしょう。

目標復旧ポイント(RPO)」もご覧ください