F5 GLOSSARY

リモートアクセスVPN

リモート アクセスVPNとは、リモート アクセスの際に通信経路の安全性を確保するため、使用されるVPN(Virtual Private Network)のことです。

リモート アクセスとは、離れた場所にある情報システムに対し、インターネット等の通信回線を経由して接続し、接続先のアプリケーションやデータを利用することを意味します。離れた場所からのシステム利用形態としては、ユーザの自宅やサテライト オフィスといった固定的な場所からのアクセスと、モバイル端末等からのアクセスが考えられます。いずれも「リモート」からのアクセスですが、最近ではリモート アクセスといった場合には、モバイル端末等からインターネット経由でアクセスする形態を意味することが一般的になってきました。最近ではモバイル化とクラウド化が進んだ結果、企業システムでもリモート アクセスへのニーズが高くなっています。

リモート アクセスでは通信経路にインターネットを使用するため、ユーザ認証や暗号化等の技術を活用することで安全性を確保する必要があります。そのための手法としては、IPsecを利用する「IPsec VPN」や、SSL(Secure Sockets Layer)を利用する「SSL VPN」が挙げられます。SSLはほとんどのWebブラウザがサポートしていることもあり、最近では手軽に利用できるSSL VPNを利用するケースが増えています。

F5ではSSL VPNをサポートする製品として「F5 BIG-IP Access Policy Manager(APM)」を提供しています。この製品はIPsec VPNもサポートしています。

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