F5、Application Delivery and Security Platform (ADSP) を強化し、運用の簡素化と安全なAI導入の加速を実現

F5 広報事務局

(共同ピーアール株式会社)

勝呂、松田、大塚
E-mail:F5-pr@kyodo-pr.co.jp

2026年4月23日
F5ネットワークスジャパン合同会社


~「F5 Insight for ADSP」を含む新たなプラットフォーム機能強化により、最新のIT環境向けに統合されたオブザーバビリティとプロアクティブなインテリジェンスを提供~


あらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーであるF5 (NASDAQ: FFIV) は、Application Delivery and Security Platform (ADSP) の大幅な進化を発表しました。セキュリティに焦点を当てた発表 と並行して、F5は、プラットフォーム全体のオブザーバビリティ(可観測性)を向上させた F5 Insight for ADSP 、エージェント型AIを使用したワークロードのサポート、将来を見据えた暗号化機能、そしてSaaSの導入を簡素化しインフラの統合を促進するように設計されたF5 Distributed Cloud Services 向けの新しいシンプルなパッケージング手法など、いくつかの機能強化を導入します。

今日の企業・組織は、アプリケーションが複数のデータセンターやクラウド/エッジ拠点に分散された一層複雑化するIT環境を運用しています。F5 ADSPは、分散型アプリケーションがAI機能の活用において直面する課題に対処できるよう、信頼性の高いアプローチを提供します。今回の最新機能強化によりF5は、自社のプラットフォームが、進化し続けるアプリケーション アーキテクチャの主要な要件を満たせるよう保証します。

F5 のチーフ プロダクト オフィサーであるクナル・アナンド (Kunal Anand) は次のように述べています。「運用チームの多くは、予測不可能な複雑さに振り回され、その対応に追われているのが現状です。また、十数種類のツールと数千件のアラートを抱えながらも、有用な情報は不足しがちなのです。F5 ADSPは、こうした混乱を一つのプラットフォームに統合します。F5 Insightを活用することで、散在するテレメトリデータを明確なストーリーへと変換し、次に取るべき最適なアクションを受け取ることができます。つまり、準備が整っているか否かにかかわらず、インフラは継続的に変化するが故に、F5は、そうした基盤をエージェント型AIワークロードや未来志向の暗号技術へと拡張しているのです」

F5 Insight:F5 ADSPにオブザーバビリティの基盤を構築

F5 Insightは、F5のADSPにおけるXOps コンポーネントに追加された重要な新機能であり、企業・組織がアプリケーションやインフラにアプローチする手法を一変させます。F5 BIG-IP ソリューションを利用しているチームに対して F5 Insight は、OpenTelemetry などのツールを活用することで、各環境に最適化され包括的なエンドツーエンドのオブザーバビリティと分析機能を提供します。

主な利点は以下の通りです:

  • 統合された可視性 :アプリケーション レイヤーとインフラ レイヤーにまたがるリアルタイムな監視と分析により、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境における包括的なインサイトを獲得するという業界の長年の要望に応えます。
  • 実用的なインサイト:アプリケーション配信とセキュリティ分野における数十年にわたる経験をもとに開発された F5 Insight は、単なるダッシュボードの提供にとどまりません。効果的なKPIと視覚化機能を通じて運用状況を明確に可視化し、チームがアプリケーションのパフォーマンスを最適化するとともに、ユーザーに影響が及ぶ前に潜在的な問題を包括的に解決できるよう支援します。
  • AIを活用した先見的なガイダンス:モデル コンテキスト プロトコル (MCP) との連携および主要な大規模言語モデル (LLM) への対応を活用することで、F5 Insight は予測分析を提供し、運用上のナラティブを生成します。これにより、チームは自然言語での対話を通じて、対応の優先順位付けや脆弱性への対処を行うことが可能となります。また、同機能により、運用データが明確かつ実用的な形となり、効率性と連携が向上します。

F5 Insight for ADSP は、柔軟かつカスタマイズ可能なソリューションであり、自社管理型ソフトウェアや今後提供予定のSaaSモデルとしても利用可能です。現在、BIG-IP向けに一般提供が開始されており、将来的には F5 NGINX および Distributed Cloud Services への機能拡張も予定されています。

F5 BIG-IP v21.1:将来を見据えたモダナイゼーション

2025年後半にリリースされた画期的な BIG-IP v21.0 を基盤として、まもなくリリースされるBIG-IP v21.1 ソフトウェアは、F5の ADSP を進化させ、厳しい要件を伴う最新アプリケーションやAPIに対応します。このリリースでは、以下のような革新的な新機能を導入することで、すでに業界を牽引している各機能をさらに強化します:

  • 耐量子計算機暗号 (PQC) への対応強化 :BIG-IP v21.1では、NIST 準拠の新しい暗号アルゴリズムのサポートが追加され、将来の量子脅威に対する堅牢な暗号化機能を提供します。これに加え、F5 BIG-IP Zero Trust Access (旧称:BIG-IP APM) では、アプリケーションへの安全なアクセスとデータ転送を実現する耐量子性の TLS/SSL VPN トンネリング機能が新たに導入されました。
  • AIワークロードのデリバリー、セキュリティ、およびアクセス:今回のリリースでは、MCP保護機能とセッション永続化機能を追加することで、AIワークロードのセキュリティとパフォーマンスを向上させています。また、新しい Dynamic Client Registration (DCR) 機能を活用し、必要なリソースへの高速・自動化された安全なアクセスを可能にすることで、エージェント型AIの活用を促進します。
  • 最新のAPIおよびトラフィック プロトコルに対する高度な保護 :BIG-IP v21.1の導入により、F5 Web Application Firewall (WAF) ソリューションは、OpenAPI 3.1仕様で定義された最新のAPIを悪意のある脅威から保護すると同時に、クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなど、HTTP/3プロトコルトラフィックを標的とした高度な攻撃をブロックします。
  • BIG-IP TMOS ソフトウェアの近代化を継続 :BIG-IP v21.1 では、コントロール プレーンをさらに強化し、システム全体の信頼性と効率性を向上させるとともに、新たに高性能な宣言型 APIである BIG-IP Declarative API を導入し、最も大規模かつ動的なアプリケーション環境における自動化をサポートします。

なお、BIG-IP v21.1の一般提供開始は、2026年の第2四半期を予定しています。

F5 NGINX:MCPトラフィックの可視化によるエージェントのオブザーバビリティ

AIエージェントがタスクを自律的に実行するためにアプリケーションやAPIとのやり取りを増加させる中、企業はこれらのエージェントがサービスにどのようにアクセスし、利用しているかを可視化する必要があります。F5 NGINXは、AIによって生成されるトラフィックに対するリアルタイムのオブザーバビリティを提供し、DevOps、SRE、およびプラットフォームチームに対し、既知のAIアクティビティとシャドウAIアクティビティの両方において、エージェントの挙動に関する詳細なインサイトを提供します。NGINXは、トラフィックパス上でMCPメタデータを直接解析・検査することで、エージェントのリクエストパターン、遅延、スループット、エラーシグナルを可視化し、監視とガバナンスの向上を実現します。

NGINXはアプリケーショントラフィックの経路上で重要な位置を占めるため、企業・組織は単一のゲートウェイを使用して、アプリケーション、API、AIのワークロードを監視・配信することができます。別途AIゲートウェイを導入する必要がないため、ツールの乱立を防ぎ、運用を簡素化し、最新のワークロード全体にわたる統一的なガバナンスを実現可能です。

MCPトラフィック可視化技術を活用したエージェント型オブザーバビリティ機能は、NGINX Open Sourceで一般提供開始されます。また、エンタープライズ向けサポートおよび高度な機能については、F5 NGINX Plus でご利用いただけます。

F5 Distributed Cloud Services :導入の簡素化

F5は、Distributed Cloud Services のパッケージ構成を一新し、シームレスな購入体験を実現するとともに、SaaSフレームワーク内において、高い拡張性を備えた F5 ADSP機能の導入を可能にしました。新しいスターターパッケージである「Essentials」と「Enterprise」は、いずれもコンテンツ配信ネットワーク (CDN) やAPIセキュリティ機能などの統合サービスを提供し、今日のビジネスニーズに対応しています。これらの新しいパッケージは、サブスクリプションを簡素化し、導入の障壁を低減するとともに、数十種類に及ぶSKUを価値重視のバンドルに置き換えています。

これらの変更は、F5のビジョンを支えるもの、すなわち従来のハードウェア、ソフトウェア、マネージドサービスに加え、SaaSソリューションの提供を実現するものであり、これによりお客様にとって統合プラットフォームへの移行が、これまで以上にスムーズになります。

IDCのクラウド・データセンター・ネットワーク担当リサーチ担当副社長である ポール・ニコルソン (Paul Nicholson) は次のように述べています。「F5は、運用上の課題に対処すると同時に、将来のニーズを先取りし、AIアプリケーションのより効果的な導入を可能にしています。中でも注目すべきは F5 Insight です。これは、顧客が必要とする可視性と実用的な知見を、優れたAI機能と共に提供します。AIアプリケーション向けのMCP機能強化やPQCサポートと組み合わせることで、F5は今日のアプリケーションに求められる要件を満たしています。これらの進歩が相互に作用することで、企業や組織は運用の最適化、セキュリティの強化、環境全体におけるスケーリングを実現できるのです」

関連リンク(いずれも英語)


F5について

F5はあらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーです。30年にわたる事業で培った専門知識を基盤に、F5は業界最高峰のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform(ADSP)を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッド、マルチクラウドの環境を問わず、あらゆるアプリとAPIをデリバリーし、セキュリティを担保しています。 F5 は革新を続け、世界最大かつ最先端の組織と提携して、高速で可用性が高く安全なデジタルエクスペリエンスを提供することに注力しており、企業・組織のお客様の成長を支援し、より良いデジタル世界を実現します。

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