F5 NGINX PLUS

F5 NGINX Plus: ライブ アクティビティ監視

NGINX Plusサーバで何か起こっているのかを把握する必要がある場合、DDoS攻撃が疑われる場合、ユーザがWebサイトのエラーを報告する場合には、NGINX Plusのリアルタイム アクティビティ監視インターフェイスで、主要な負荷とパフォーマンスの指標を確認できます。シンプルなRESTful JSONインターフェイスを採用しており、統計情報をライブ ダッシュボードやサードパーティの監視ツールに簡単に接続できます。

アプリケーション パフォーマンスに関する重要なインサイトを示すNGINX Plusのダッシュボード
アプリケーション パフォーマンスに関する重要なインサイトを示すNGINX Plusのダッシュボード

NGINX Plus APIによりライブ アクティビティ監視データが生成されます。ライブ アクティビティ監視は次のように設定できます。

server {
    listen 8080;

    location /api {
        api write=on;
        # directives limiting access to the API
    }

    location = /dashboard.html {
        root   /usr/share/nginx/html;
    }

    # Redirect requests made to the pre-NGINX Plus API dashboard
    location = /status.html {
        return 301 /dashboard.html;
    }
}

APIを使用してアップストリーム グループの再設定または収集された統計情報の消去を行う場合は、write=onパラメータが必要です。ステータス情報を取得する場合は、このパラメータを指定する必要はありません。

/apiロケーションへのアクセスを制限することをお勧めします。NGINX Plus Admin Guideに、適切なセキュリティ方式の詳細な説明があります。

ライブ アクティビティ監視JSONフィードの詳細

APIにアクセスすると、NGINX Plusから現在の統計情報が含まれているJSON形式のドキュメントが返されます。/api/api-version/ (api-versionNGINX Plus APIのバージョン番号)で完全な統計情報をリクエストできます。また、ドリルダウンして特定のAPIエンドポイントのデータのサブセットや単一のデータポイントを取得できます。以下の情報があります。

  • /api/api-version/nginx/ – 基本バージョン、アップタイム、ID情報
  • /api/api-version/connections/ – アクティブな接続の合計数とアイドル接続の合計数
  • /api/api-version/http/caches/ – 指定されている各キャッシュ ゾーンのインストルメンテーション
  • /api/api-version/http/server_zones/ – 各HTTPステータス ゾーンのリクエストと応答の数
  • /api/api-version/http/upstreams/ – 各HTTPアップストリーム グループのサーバごとのリクエストと応答の数、応答時間、ヘルス チェック ステータス、およびアップタイムの統計情報
  • /api/api-version/limit_conns/ – 受け入れられた接続、拒否された接続、遅延した接続の数を示すレート制限の統計情報
  • /api/api-version/limit_reqs/ – 受け入れられたリクエスト、拒否されたリクエスト、遅延したリクエストの数を示すレート制限の統計情報
  • /api/api-version/stream/upstreams/ –各TCP/UDPアップストリーム グループのサーバごとのリクエストと応答の数、応答時間、ヘルス チェック ステータス、およびアップタイムの統計情報
  • /api/api-version/ssl/ – SSL/TLS統計情報

すべてのエンドポイントのリストについては、参照ドキュメントまたはSwagger UI at demo.nginx.comをご覧ください。

外部監視

使用する外部監視ツールにNGINX Plusの指標をエクスポートできます。NGINX Plusは、次のような人気の高いサードパーティツールやNGINXツールと連携します。

次のステップ