仮想ネットワーク
仮想ネットワークとは
仮想ネットワークとは、その名のとおり、仮想的に構築されたネットワークです。ただし、この概念には複数の定義や実装方法があります。
仮想ネットワークの初期形態の1つは、1990年代半ばにVLAN技術の登場とともに生まれました。この技術により、物理L2スイッチを論理的に複数のL2セグメントへ分割できるようになりました。このような仮想ネットワークは、一般にVLANと呼ばれます。
サーバー仮想化の普及に伴い、ハイパーバイザー上で稼働する仮想マシン(VM)を仮想的に接続するネットワークも、仮想ネットワークと呼ばれるようになりました。仮想化環境では、物理サーバーのネットワークインターフェースを複数のVMで共有します。そのため、各仮想マシンには論理ネットワークインターフェース(仮想ポート)が割り当てられます。これらの仮想ポートがハイパーバイザー上で稼働する仮想スイッチに接続され、仮想ネットワークを形成します。
VXLAN(Virtual eXtensible LAN)やNVGRE(Network Virtualization using Generic Routing Encapsulation)などの技術が登場したことで、既存の物理ネットワークやVLAN上に高度にカスタマイズ可能な仮想環境を構築できるようになり、仮想ネットワークの柔軟性がさらに向上しました。VXLANやNVGREで構築されたネットワークは、ソフトウェアを介して動的に作成・削除でき、このようなネットワークはオーバーレイネットワークと呼ばれます。
