
- Ansible 2.5が利用可能になりました
- 新しいF5モジュールが追加されました。セキュリティプロファイル、ライセンスサポート、監視機能がさらに充実しています
- F5 Ansibleモジュールのポートフォリオについて詳しくは、Githubをご覧ください
自動化は、現在エンタープライズITで急速に普及している、デプロイにDevOpsを取り入れるアプローチの中核を成す要素です。小規模な変更から大規模な変更まで、常に自動化によって本番環境へ反映している組織はまだ少数です(勇敢だという見方もあれば、無謀だという見方もあるでしょう)。しかし、現在では大半の組織が少なくとも部分的に自動化を活用しています。デジタルトランスフォーメーションにより、自動化でなければ対応できないペースでの拡張をIT部門に求める圧力が高まる中、自動化の活用は今後も拡大していくでしょう。
つまり、ネットワーク運用にも自動化を取り入れ、そのためのツールを活用する必要があります。F5の最新レポート『State of Application Delivery』によると、主に使用されているツールはAnsible、Puppet、Chefです。
しかし、NetOpsが自動化に取り組むには、まずアプリケーションを大規模かつ安全に提供するために必要な(多くの場合は必須となる)ネットワークサービスやアプリケーションサービスの提供者が、これらのツールセットをサポートする必要があります。
それが、今回この記事をお届けする理由です。F5は以前からAnsibleモジュールを提供し、NetOpsによる自動化の推進を支援してきました。Ansible 2.5のリリースでもその取り組みは変わりません。既存のF5モジュールを強化するとともに、新たなモジュールを追加してセキュリティ対応を拡充しました。これを機に、SecOpsも自動化に加わるかもしれません。
Ansibleによる自動化をご存じない方のために、30秒でご説明します。Ansibleは、プレイブックのディレクティブに従って1台以上のホストの構成を自動化する、オープンソースのエージェントレスエンジンです。

これは宣言型モデルです。つまり、プレイブックにはアクションと値(ホスト名やIPアドレス、負荷分散アルゴリズムなどの特定の設定)のみを記述します。Ansibleモジュールはプレイブックを読み取り、目的の結果を得るためのコマンドを実行します。Ansibleエンジンは、デスクトップ、ノートPC、サーバーのいずれでも実行できます。
Infrastructure as Codeのアプローチを導入に採用する組織に非常に適しており、時間の経過に伴うモジュールの変更による影響をユーザーが受けないようにします。そのため、BIG-IPに大幅な変更があり、Ansibleモジュールの更新が必要になった場合でも、既存のプレイブックには影響しないはずです。詳しくは、DevCentralのBIG-IPとAnsibleをご覧ください。プレイブックの例や、両方を使用する際のヘルプも確認できます。
Ansibleを使い始めたばかりの方も、熟練者の方も、Ansible 2.5におけるBIG-IP関連の新機能は押さえておきたいところです。そこで、主な内容をご紹介します。高可用性、BIG-IP ASMプロファイル、BIG-IP AFMポリシー、iApp LXなどをサポートするモジュールが追加されました。これらに加え、BIG-IPで利用できる幅広い負荷分散機能とセキュリティ機能に対応する既存のモジュールもあります。リンク付きの全リストは以下をご覧ください。
Ansibleは、ネットワークおよびアプリケーションサービスの自動化において、特に広く利用されているツールの1つです。F5はAnsibleコミュニティの一員として、NetOpsがDevOpsを活用し、より自動化されたソフトウェア主導の導入モデルへ移行できるよう支援できることをうれしく思います。
すべてを自動化!
Ansible 2.5の主な新機能の一部をご紹介します。
Ansibleモジュール | 説明 |
BIG-IP上のAFMアドレスリストを管理します | |
BIG-IP上のAFMポートリストを管理します | |
ファイルまたは既存のテンプレートからASMポリシーをインポートします | |
BIG-IQの登録キープール内のライセンスを管理します | |
BIG-IQ上の登録キープールを管理します | |
BIG-IPのHAペアリング | |
iApps LXパッケージをBIG-IPにデプロイします | |
BIG-IP上のLTMポリシールールを管理します | |
F5 BIG-IP LTMのUDPモニターを管理します | |
F5 BIG-IP LTMのHTTPSモニターを管理します | |
BIG-IP上のトラフィックグループを管理します | |
BIG-IP上のvCMPゲストを管理します | |
BIG-IP上のクライアントSSLプロファイルを管理します |
著者について

Lori MacVittieは、F5のOffice of the CTOに所属するDistinguished Engineer兼Chief Evangelistであり、アプリケーションデリバリ、自動化戦略、インフラストラクチャに関する深い専門知識を有しています。AIエージェントのガードレール策定、脆弱なマルチクラウドアーキテクチャの分析、スケーラブルなシステムの限界の検証など、複雑な事柄を明快にすることで知られています。アプリケーション開発、ITアーキテクチャ、ネットワークおよびシステム運用の分野で、30年以上にわたる業界経験を有しています。F5入社前は、受賞歴のあるテクノロジー編集者として活躍していました。 MacVittieはコンピューターサイエンスの修士号を取得しており、セキュリティ、クラウド、エンタープライズアーキテクチャにわたる分野で多数の著作を発表しています。また、テーブルトークゲームとビデオゲームをこよなく愛し、チーズについては遠慮なく強いこだわりを語ります。
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