F5、AIリスク制御を可能にするAI Security Platformを提供開始
報道関係各位
2026年7月9日
F5ネットワークスジャパン合同会社
F5、AIリスク制御を可能にするAI Security Platformを提供開始
SurePath AI 買収により、シャドーAIリスクへの対処能力とともに、継続的な可視性、ガバナンス、保護機能を強化
【本資料は、2026年6月22日にグローバルで発表されたプレスリリース の日本語版です。】
あらゆるアプリケーションおよびAPIのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーであるF5 (NASDAQ: FFIV)は、F5 AI Security Platform の提供を開始しました。企業の 最高情報セキュリティ責任者 (CISO) などセキュリティ担当者向けに、AIアプリケーション、モデル、エージェント、およびそれらを接続するAPI全体にわたって継続的な可視性、ガバナンス、保護機能を提供します。また、F5はネットワークベースのAI検出、インテント分類、シャドーAI検出のパイオニアであるSurePath AIの買収も発表しました。F5 AI Security Platform において、SurePath AIの技術はAI導入の安全性を確保する重要な構成要素となります。
F5 AI Security Platformは、大企業に向けた AI ワークロードの管理、検出、テスト、保護に対して、継続的かつ適応的なループ アプローチを採用することで、F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP) 戦略をエンタープライズAIへ拡張できるように設計されています。グローバルなサイバーセキュリティのリーダーとしてF5は、大企業のAI導入における実情を認識した上で、F5 AI Security Platform をオンプレミス、エアギャップ環境(*1)、プライベートクラウド、ハイブリッド、パブリッククラウドの各環境をサポートできるように構築しました。データの保管場所、ソブリン (主権)、運用要件が必須となる場面において、企業・組織がAIセキュリティの厳格な管理を実現できることに主眼を置いています。
AIシステムは現在、最も特権的な人間ユーザーでさえ遠く及ばないほどのアクセス権、自律性、処理速度を持って稼働しており、セキュリティチームや経営陣にとって新たなリスクの種となっています。プロンプトインジェクションやデータ漏えい、あるいは許可範囲を超えて動作するエージェントなどにより、機密情報の流出、業務の中断、顧客からの信頼損失などが生じる恐れがあります。
一方で、従業員は未承認のツールや連携機能を利用しており、その結果、セキュリティチームが検知すらできず、ガバナンスを効かせることも不可能な「シャドーAI」が社内に蔓延する原因となっています。F5の年次レポート「State of Application Strategy:アプリケーション戦略の状況 レポート 以下、SOASレポート)」の2026年版によると、88%の企業・組織が、AIに関連する運用上またはセキュリティ上の課題を少なくとも1つ以上抱えていると報告しています。
F5 のチーフ プロダクト オフィサーであるクナル・アナンド (Kunal Anand) は次のように述べています。「現在のAIセキュリティの多くは、チャットボットの包み紙のようなものです。それはセキュリティとは言えません。企業は、規制対象のネットワーク内、APIの背後、また自律的に認証を行い動作するエージェント全体にわたりAIを運用しています。F5 AI Security Platform は、AIがどこで実行されていようとも、CISOやセキュリティ責任者に対し、すべてのモデル、エージェント、APIに対する継続的な制御を提供します。また、これらは30年にわたりエンタープライズ向けアプリケーションのセキュリティ確保と提供を担ってきたF5のプラットフォーム上で完結するのです」。
*1:インターネットなど、外部の安全でないネットワークから物理的に完全隔離された環境のこと
SurePath AI:AIに関する可視性のギャップを解消
SurePath AIの追加により、F5 AI Security Platform におけるネットワークベースのAI検出アプローチが強化され、アプリケーションとの直接的な統合を必要とせずに、シャドーAIを含め、企業全体でのAI 利用状況を特定することが可能になります。ネットワークリダイレクトとアウトオブバンド分析によるスムーズな導入を実現するSurePath AIは、セキュリティチームに統合された可視化レイヤーを提供します。これにより、不正なAIアクティビティを検知し、各ワークフローの意図を分類し、エージェントツールへの呼び出しやMCPサーバーへの接続を継続的に追跡します。この可視化情報はF5 AI Security Platformに直接反映され、F5 AI レッドチーム (Red Team) によるテスト対象となるリスクや、F5 AI ガードレール (Guardrails) による緩和対象となるリスクの特定に役立てられます。
継続的な保護サイクルを実現
F5 AI Security Platform は、統合された4つの柱と包括的な可観測性レイヤーを通じてAIリスクに対処し、単発的なコンプライアンス対応ではなく、持続的なセキュリティ ライフサイクルを構築します。主な機能は以下の通りです:
- AIのガバナンス:具体的なリスク許容度、プライバシー要件、および規制上の義務を、AIのプロンプト、アウトプット、ツールの使用、データアクセスに対する強制力のある制限として具体化します。
- AIの検出:承認済みか否かを問わず、企業全体で実行されているすべてのAIアプリケーション、エージェント、およびMCPツール呼び出しを継続的に可視化します。このプラットフォームは、使用事例とインテント (意図) に基づいてアクティビティを分類するため、チームは何が実行されているかだけでなく、その理由も把握できます。SurePath AIのネットワークベースの検出機能は、アプリケーションレベルの統合を必要とせず、受動的にこれを実現します。
- AIセキュリティテスト:AIシステムが本番環境に導入される前に、業界で最も充実したAI脅威データベースから抽出した14万件以上の攻撃パターンを用いてストレステストを実施し、その結果を直接に実行可能な防御策へと転換します。
- AIのランタイム保護:平易な言葉でガードレールを定義し、インタラクションの現場に展開します。このプラットフォームは、独立したテストにおいて最大98.2%のセキュリティ有効性を実証しており、プロンプトインジェクション、エージェントの過度な自律性、データ漏えいを阻止します。
- AIの可観測性:プラットフォーム上のあらゆるAIインタラクションにわたる完全な監査証跡を提供し、規制対象業界に要求される説明責任および追跡可能性を維持します。
妥協することなく、あらゆる場所に導入可能な柔軟性
AI Security Platformにより、F5はAIセキュリティ機能と柔軟な導入オプションを独自に組み合わせ、オンプレミス、エアギャップ環境、プライベートクラウド、ハイブリッド、パブリッククラウドを含めたあらゆる環境を横断して運用が可能です。これは、データレジデンシーやデータ主権など、厳格な規制要件が課される業界の最高情報セキュリティ責任者にとって特に大きな価値を持ちます。また、SurePath AIの軽量なネットワークベースの導入モデルは、既存のアプリケーションアーキテクチャに変更を加える必要がないため、この柔軟性をさらに強化します。
AIエージェントが普及するにつれ、可視性の向上がますます重要になっています。前述のF5 SOASレポートによると、98%の企業・組織がエージェント型AIへの対応を進めているものの、エージェントの導入速度は、管理向けの制御策による対応速度を上回っています。こうした状況でエージェントが自律的に認証を行い、ツールを呼び出し、データにアクセスし、アクションを実行できるようになれば、単一の設定ミスやセキュリティー上の弱点による影響範囲は、指数関数的に拡大してしまいます。
関連リソース(いずれも英語)
- F5 AI Security Platform – Details
- The F5 AI Security Platform: Eliminating the guesswork from AI security – F5 blog
- AI Summit: Accelerate AI adoption – F5 virtual event
F5について
F5はあらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーです。30年にわたる事業で培った専門知識を基盤に、F5は業界最高峰のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform(ADSP)を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッド、マルチクラウドの環境を問わず、あらゆるアプリとAPIをデリバリーし、セキュリティを担保しています。 F5 は革新を続け、世界最大かつ最先端の組織と提携して、高速で可用性が高く安全なデジタルエクスペリエンスを提供することに注力しており、企業・組織のお客様の成長を支援し、より良いデジタル世界を実現します。
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