ロードバランシングはオンプレミスかSaaSか?

F5エコシステム | 2019年10月03日

多くの企業やアプリケーションがクラウドへ移行するなか、アプリケーションの可用性をどのように管理し、トラフィックをどのように振り分けるかを検討する企業が増えています。複数のクラウドサービスプロバイダーを利用して柔軟性を最大限に高めようとする組織にとって、これは特に難しい課題です。従来は、ローカル環境(自社施設内、いわゆる「オンプレミス」)にラックマウント型DNSロードバランサーを設置し、負荷分散、サーバーの応答性、継続的な可用性といった課題に対処していました。現在F5は、クラウドベースのソリューションであるF5 DNS Load Balancer Cloud Serviceを提供しています。このサービスはAWS SaaS Enablement Frameworkを活用しており、AWS Marketplaceで利用できます。Software as a Service(SaaS)という選択肢によって、こうした課題に対処します。従来型とSaaS型にはそれぞれ利点がありますが、ここではSaaSアプローチの利点をいくつかご紹介します。

まず、最も明白な点から始めましょう。物理ハードウェアも仮想ハードウェアも一切必要ありません。アプライアンスのサイズや台数、設置場所、ラックへの搭載や配線を誰が行うかを心配する必要はありません。フェイルオーバーや100%の稼働時間を実現するための構成、継続的な運用保守についても同様です。実質的に、ハードウェアはすでに設置・構成済みで、ソフトウェアもロード済みです。あとは、負荷分散の要件を入力して[Activate]をクリックするだけです。

ハードウェアが不要なため、多額の初期設備投資(CAPEX)も必要ありません。代わりに、継続的な負荷分散サービスの費用を運用費(OPEX)として支払います。多額の初期費用を回避することで、長期にわたる予算策定サイクルや煩雑な調達プロセスを経ることなく、必要な世界水準の負荷分散テクノロジーを利用できます。

ここで気になるのはコストでしょう。サービスとしてのロードバランシングには、もう1つ大きなメリットがあります。DNS Load Balancerはトラフィック量に応じて拡張・縮小するため、必要な分だけ料金を支払えば済みます。コストもニーズに応じて増減するので、常に必要十分な機能を相応のコストで利用できます。成長途上の小規模企業であれば、たとえるなら、クローゼットに置いた小型ロードバランサーの一部をインターンが運用するところから始め(実際には不可能ですが)、やがて大規模なWebアプリのトラフィックを管理するロードバランシングアプライアンスのグローバルネットワークへと成長していくようなものです。年末年始や不定期の大規模イベントで、トラフィックが急増することもあるでしょう。常に最悪のケースを想定した料金を支払うのではなく、SaaSベースのDNS Load Balancerなら、ピーク時にはスケールアップし、ピークを過ぎれば再びスケールダウンします。

コストの話はこのくらいにして、どこからでもロードバランサーを操作できる利便性について見てみましょう。DNS Load BalancerはWebアプリケーションと同様にクラウド上にあるため、インターネットに接続できる場所ならどこからでもアクセスできます。また、Webブラウザーと使いやすいグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)、または包括的なアプリケーションプログラミングインターフェース(API)のいずれかを使用して、ロードバランシングの設定、有効化、管理を行えます。

また、ビジネスと解決すべき課題に集中できることも重要です。グローバルに分散し、DDoSから保護された負荷分散インフラストラクチャの設計は複雑なプロジェクトになる可能性があり、適切に構築するには専門知識が必要です。DNS Load Balancer Cloud Serviceを利用すれば、自社のビジネスに専門性を発揮しながら、負荷分散については、数十年にわたる経験で培った知見を持つF5の専門家に任せることができます。

ご納得いただけたでしょうか。最後にもう1つお伝えします。DNS Load Balancerなら、当面のニーズを満たすロードバランサーを利用できるだけでなく、拡充を続けるF5のクラウドサービスにもすぐにアクセスできます。現在はロードバランサーソリューションが必要でも、将来はAuthoritative DNS Cloud Service、Application Security Cloud Services、Bot Protect Serviceなどが必要になるかもしれません。つまり、これらはSaaSベースのロードバランサーがもたらすメリットの一部にすぎません。F5 DNS Load Balancer Cloud Serviceについて詳しく紹介する動画を2本ご用意しました。1本目では、使いやすいGUIを使用したセットアップ方法を紹介し、2本目では、包括的な宣言型APIを使用して同じ例を紹介しています。デモをご希望の場合は、トロントで開催されるAWS SummitのF5ブースにお立ち寄りいただき、Cloud Servicesポートフォリオ全体のライブデモをお申し付けください。

GUIを使用したDNS Load Balancerのデモを見る >


API DNS Load Balancerのデモを見る >


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タグ: 2019

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