F5、AIおよびポスト量子暗号時代に向け、企業向けアプリケーションのセキュリティを強化
本件に関する報道関係者からの問い合わせ先
F5 広報事務局
(共同ピーアール株式会社)大塚、勝呂
E-mail:F5-pr@kyodo-pr.co.jp
2026年7月9日
F5ネットワークスジャパン合同会社
F5 Application Delivery and Security Platform で展開される革新的セキュリティにより、ハイブリッド/マルチクラウド環境全体で、AIドリブンの保護、ゼロトラストアクセス、ポスト量子への対応を統合
【本資料は、2026年3月11日にグローバルで発表されたプレスリリース の抄訳版です。】
あらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーであるF5 (NASDAQ: FFIV) は、米国ラスベガスで開催されたAppWorldにて、AIを使用した最新アプリケーションの保護を強化する新たなセキュリティ機能を発表しました。F5 Application Delivery and Security Platform (ADSP) に統合されたこれらの革新的な機能は、インテリジェントな脅威への防御、ゼロトラスト アクセス制御、および既存の暗号ワークフローとの互換性を維持しつつ、即座にポスト量子セキュリティを実現する暗号アジャイル アーキテクチャ (crypto-agile architecture) を統合し、企業が、分散型アプリケーションの保護や、ポスト量子時代における新手のリスクに備えられるよう支援します。
F5 のチーフ プロダクト オフィサーであるクナル・アナンド (Kunal Anand) は次のように述べています。「セキュリティ担当チームが必要としているのは、アラームを追加することではなく、セキュリティ上のギャップを減らすことです。ADSPは、リスク発見から保護措置の適用に至るまでのプロセスをループ化します。これには、特定されたAIモデルの脆弱性を検証済みのランタイム ガードレールへと変換することに加え、AIを活用したリスクスコアリングや、ゼロトラストおよびポスト量子暗号時代に向けた実践的な経路を特定することが含まれます。脅威の範囲を縮小しつつ、より迅速にアクションを起こすことが重要です」。
最新の脅威に対するAIドリブンの保護
企業・組織がデータセンター、ハイブリッド/マルチクラウド環境、エッジ環境にわたってアプリケーションを展開するにつれ、新たな脅威に対してより迅速かつインテリジェントな対応が求められています。F5は、F5 ADSPにおけるAIを活用した保護機能を通じてこれらの課題に対応します。リスクベースのウェブ アプリケーション ファイアウォール (WAF) 機能を自動化することで、運用負荷を軽減し、脅威の検知精度を向上させ、リスクの特定と軽減までのギャップを解消します。
F5 ADSPに新たに追加された「F5 AI Remediate」は、F5 AI レッドチーム (Red Team) によるAIモデルの脆弱性特定と、F5 AI ガードレール (Guardrails) による検証済みのランタイム保護適用との間のギャップを埋めます。また、AI Remediate は、対象となるガードレール パッケージの作成、最適化、検証を自動化することで対応時間を短縮し、人間による承認を得た上で、セキュリティチームが証拠に基づいた保護を本番環境に導入できるようにします。ADSPの一部として、AI Remediateは、企業・組織が稼働中のAIアプリケーションに支障をきたすことなく迅速にリスクを低減できるよう支援し、反復的なタスクを排除するとともに、責任あるAI導入を実現できるようサポートします。
さらに、最新の F5 Distributed Cloud WAF では、AIを活用したリスクスコアリング機能が導入され、手動プロセスが自動化された保護機能へと変換されます。成果ベースのブロックポリシーにより、CISO、SecOps、NetOps の各チームは、多層的な分析を通じて誤検知率を低く抑えつつ、脅威を排除し、運用負担を軽減し、迅速な保護を行います。このように、F5 Web Application and API Protection (WAAP) ソリューションは、大規模なアプリケーションポートフォリオを抱える企業において、シグネチャレベルの例外処理や煩雑なチューニングへの依存を最小限に抑えます。オンプレミスのハードウェアや仮想システム、クラウドベースのSaaSアプリケーション、コンテナ化された環境のいずれを保護する場合でも、F5はエコシステム全体で一貫したエンタープライズレベルのセキュリティを実現します。
エージェント型AI時代のセキュリティ
F5は、AIドリブンの自動化がもたらす新たな課題に対処するため、F5 Distributed Cloud Bot Defense に強力な機能を導入しました。これらの強化された機能は、AIエージェントによって引き起こされる分析データの歪曲、自動化された悪用、なりすまし攻撃といった、ユーザーとビジネスの双方に大きな影響を及ぼしつつある脅威に対抗できるよう設計されています。
Distributed Cloud Bot Defense は、F5 ADSP上でアプリケーショントラフィック全体に対する可視性をさらに高め、人間、ボット、AIエージェントを明確に区別します。信頼できる検証可能なAIエージェントのみがアプリケーションとのやり取りを許可されるため、悪意のある活動や管理されていない活動を確実にブロックしつつ、安全で制御されたエージェント型コマースを実現します。人間、ボット、AIエージェントの相互作用に対する統一されたガバナンスと一貫したポリシー制御により、これらの新機能は、企業・組織が、自動化された有害事象から収益を守り、新たなエージェント型経済に自信を持って参画できるよう支援します。
また、ADSPは現在、F5 Distributed Cloud Web アプリスキャン (App Scanning) とF5 BIG-IP Advanced WAF を統合しており、BIG-IPのお客様向けにスケーラブルで自動化された脆弱性の検出機能を提供しています。セキュリティチームは、自動化されたペネトレーションテストを通じて脅威を特定し、正確な仮想パッチを迅速に適用することが可能です。この統合により、脆弱性の検出と侵入への対応が効率化され、保護までにかかる時間が短縮されます。また、このアプローチは、F5のプラットフォームの強み、すなわちハードウェア、ソフトウェア、SaaSを横断した統合セキュリティを体現しており、あらゆる環境においてアプリケーションやAPIを保護するために比類のない柔軟性を提供します。
ハイブリッド/マルチクラウド環境全体で統合されたゼロトラストを実現
F5は、BIG-IP Access Policy Manager (APM) を BIG-IP ゼロトラスト アクセス (Zero Trust Access) へと進化させ、ADSPの一環としてゼロトラスト アプリケーション アクセス (Zero Trust Application Access: ZTAA) 機能を強化しています。SaaSベースの ゼロトラスト ネットワーク アクセス (Zero Trust Network Access: ZTNA) ソリューションとは異なり、BIG-IP Zero Trust Access は、最新のアプリケーション、クラウドアプリケーション、SaaS、およびレガシーアプリケーションに対して、継続的なアイデンティティおよびコンテキスト認識型のポリシー適用を行うハイブリッドなゼロトラスト運用を実現します。また、リクエストごとの検証により水平移動を制限することで、多様なアクセス環境全体でアプリケーションのセキュリティを強化します。これは、ポスト量子暗号 (PQC) 対応プラットフォーム上で、Identity Aware Proxy、SSL VPN、またはIPsec VPNをサポートしています。BIG-IP Zero Trust Accessは、F5のADSPビジョンを拡張しつつ、ゼロトラストの原則を採用するためにシームレスなプロセスを提供します。
F5 Distributed Cloud API Security に新たに追加された API 検出・セキュリティ機能により、最新のハイブリッドアプリケーション環境において柔軟性と制御をもたらします。強化された機能には、BIG-IP、NGINX、Kong、Apigee を含む複数のデータプレーンにわたるアウトオブバンド検出が挙げられます。さらに、F5は、エアギャップ環境、規制の厳しい環境、およびクラウド利用に制約のある環境向けに、導入可能なAPIセキュリティソフトウェアソリューションも提供します。これにより、企業・組織は外部接続なしにAPIの完全な可視性と監視を維持でき、コンプライアンスやデータ主権の要件を満たすことが可能となります。既存のアーキテクチャとシームレスに統合することで、F5はアプリケーションのパフォーマンスやワークフローを妨げることなく、あらゆる環境に適応するAPI検出およびセキュリティ機能を通じて、ADSP のビジョンを拡張します。
未来を見据えた体制:暗号アジリティとポスト量子への備え
F5は、統合型ADSP内で包括的かつ暗号アジリティを備えたソリューションを提供することで、ポスト量子暗号 (PQC) 対応への備えにおいて主導的な地位を固めています。ハイブリッドTLS暗号スイートをサポートすることで、F5は既存の暗号ワークフローとの互換性を維持しつつ、即座にポスト量子セキュリティを実現します。これにより、量子時代の脅威という将来を見据え、実用的かつ標準に準拠したアプローチを保証します。企業・組織が量子安全性の要件へ対応し「Q-Day」の到来に備える中、F5は現在すでにシームレスな量子耐性を積極的に実現しており、長期的なリスクを最小限に抑え、ハイブリッド環境におけるインフラ全体でのセキュリティを支援します。
ADSPは、あらゆる導入シナリオにおいて、シームレスなアプリケーション配信と強固なサイバーセキュリティを約束し、F5が誇る最新のセキュリティ技術は、これを総合的に具現化していきます。企業は、セキュリティニーズを満たすために統合プラットフォームのアプローチを採用することで、その恩恵を享受することができるのです。
ガートナー (Gartner®) によると、「企業・組織は、まずプラットフォーム ソリューションの評価から始めるべきであり、その多くは、CDN、WAF、またはAPI脅威対策ソリューションをAPIゲートウェイと組み合わせる必要があることに気付くでしょう。重要なのは、拡張可能な既存のプラットフォーム、あるいは複数の保護カテゴリにまたがる強力な統合機能を提供する新しいプラットフォームを特定することです。このアプローチにより、構成要素の数を最小限に抑え、パフォーマンスや可用性への過度なリスクにつながる『プロキシの過負荷』を防ぐことができます1」。
F5が採用するプラットフォームベースの手法により、企業はユーザーの活動場所に合わせて柔軟に対応できるようになり、ハイブリッド クラウド、マルチクラウド、エッジ、オンプレミスといったあらゆる環境において、アプリケーションのセキュリティを確保するだけでなく、複雑さを軽減し、迅速な対応も実現します。詳細については、F5 ADSPに関する他のプレスリリースもご覧ください。
*Gartner は、Gartner, Inc.および/またはその関連会社の商標です。
[1] Gartner「効果的なアプリケーションおよびAPIセキュリティ対策の実施 (Implement Effective Application and API Security Controls)」2025年4月10日
■関連リソース 【すべて英語】
- ブログ: F5 AI Remediate: Closing the AI security gap
- ブログ: API security without compromise: Introducing flexible new discovery options with F5 API security
- ブログ: Hello, F5 BIG-IP Zero Trust Access
- ブログ: F5 extends NIST-compliant PQC cipher support
F5について
F5はあらゆるアプリケーションのデリバリーとセキュリティを担うグローバルリーダーです。30年にわたる事業で培った専門知識を基盤に、F5は業界最高峰のプラットフォームであるF5 Application Delivery and Security Platform(ADSP)を構築し、オンプレミス、クラウド、エッジ、ハイブリッド、マルチクラウドの環境を問わず、あらゆるアプリとAPIをデリバリーし、セキュリティを担保しています。 F5 は革新を続け、世界最大かつ最先端の組織と提携して、高速で可用性が高く安全なデジタルエクスペリエンスを提供することに注力しており、企業・組織のお客様の成長を支援し、より良いデジタル世界を実現します。
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