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データ バイアスの代償は、IT部門とビジネス部門の両方に及ぶ

Lori MacVittie サムネール
Lori MacVittie
Published February 08, 2022
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意見を取り入れたデータ収集は、データの欠落を招き、インサイトを見逃すことになります。

結果が出ました。私たちは毎年、テクノロジーやビジネスのさまざまなトレンドやトピックについて、市場調査を実施しています。そして毎年、いくつかの回答には驚かされますが、その中で、私たちが驚かなかった回答は、インサイトの欠落が蔓延していることでした。1,400 人以上の回答者のうち、ほぼ全員(98%)の回答者が、インサイトを見失っていると回答しました。これらのインサイトは、パフォーマンス低下の根本原因、インシデントの根本原因、攻撃の可能性を示すものであり、その性質は変わっていません。パフォーマンス、可用性、セキュリティ。デジタルビジネスを運営する上で、IT部門が懸念する「ビッグ3」は、より多く、データの必要性を推進し続けています。

このようなインサイトの不足がもたらす影響は大変厄介なものです。これはもはや、パフォーマンス、可用性、セキュリティに関したSLAの責任を負うITスタッフだけの問題ではありません。システム障害、問題、セキュリティインシデントは、デジタルビジネスに非常に大きなネガティブの影響を与えます。

いくつかの影響は明らかです。評判や収益の低下、生産性の低下、パートナーとの関係の悪化などです。また、事業部門やビジネスラインを横断するデータ分析を通じ、インサイトを発見できていた可能性のある、実現されていない機会の損失など、明白ではないものもあります。

しかし、インサイトが不足していることを知ることは、戦いの半分に過ぎません。現在、この事実に驚く人はいないでしょう。デジタルビジネスの成長により、需要をサポートするために必要なシステム、サービス、環境は拡張し拡大しています。複数のクラウド、そして現在ではエッジにわたり、非常に多くのコンポーネントが分散されているため、不足しているインサイトを見つける際に直面する最も一般的な課題として、データ不足が挙げられるのは当然です。

これは、意見を取り入れてデータ収集するという、データバイアスの代償でもあります。

「エージェント導入と管理にかかるコストは、データ収集可能なシステムを制限するため、データバイアスをもたらしました。特定のアプリケーションやシステムを監視する価値があるかどうかについての意見が、経験の有無にかかわらず、導入に関する意思決定を左右することが多かったのです。」– インサイト不足の多くはデータバイアスに原因があります

データバイアスの代償

データ不足という課題を克服した企業は、データにより明らかになったインサイト分析を活用できる立場にあります。このような企業は、ユーザー1人当たりの収益の増加などの具体的な利益につながる、タイムリーなビジネスインサイトを発見できる可能性が12倍高くなると言われています。

また、ボットを正しく認識できる可能性も高くなります。つまり、ビジネスそのものに大打撃を与える可能性のある、デジタルチャネルを悪用するボット被害遭遇率が低くなります。

まだ定量化できていないことは、データ不足によって引き起こされる「誤った」インサイトがビジネスに与える影響です。正当なユーザーをボットと誤って分類する誤検出が問題になっており、これにより企業は、収益をもたらすユーザーをブロックする可能性を避けるため、積極的なセキュリティ対策を見送りがちであることがわかっています。Aite Groupの予測では、誤検出による損失が不正行為による損失予測(64億ドル)をはるかに上回るとされています。

そして、その影響は収益だけでなく、顧客獲得コストやライフタイムバリューなど、他のビジネス成果にも及んでいます。今後、ビジネスインサイトに関しても、同様の「誤検出」が発生する可能性があります。

だからこそ、デジタルビジネス運営のためには、インサイトを利用する前に、データおよび可観測性に関する戦略を策定することが非常に重要なのです。

私たちは、すべてのビジネスがデジタルビジネスになるという、デジタル・アズ・デフォルトの世界の入り口に立っています。デジタルビジネスはデータで成り立っています。つまり、データおよび可観測性に関する戦略を策定することが、将来の成功に不可欠なのです。戦略がなければ、データから得られるインサイトやその後の意思決定が不適切なものになってしまう可能性があります。

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