新たに公開された「F5 2024 State of Application Strategy Report」の調査結果が示すように、組織内ではアプリのモダナイゼーションと増加が続いています。本記事では、第10回年次レポートの調査結果の一部を取り上げ、AWSのお客さまがF5のマルチクラウドネットワーキングとセキュリティを活用して、アプリの接続と保護を強化する方法について解説します。
モダンアプリの数がレガシーアプリを上回る
F5のレポートによると、平均的な組織のアプリポートフォリオに占めるモダンアプリの割合は、2020年の29%から大幅に増加し、初めて半数を超えました。一方、ほとんどの企業がハイブリッドなポートフォリオを維持しているため、レガシーアプリも49%を占め、依然として広く利用されています。
アプリが稼働する環境はこれまで以上に多様化しており、2つ以上の環境を使用している組織は88%、最大6つの環境を使用している組織は38%に上ります。これは2023年と比べて大幅な増加であり、マイクロサービスネットワーキングが最も注目を集めるテクノロジートレンドに選ばれた理由の1つかもしれません。
マイクロサービスネットワーキングは、コンテナベースのマイクロサービスを南北方向と東西方向の両方で接続します。サービスメッシュを使用すると、マイクロサービスを安全に接続しやすくなります。AWS内では、マネージドサービスであるAmazon VPC Latticeを使用してこれを実現します。Amazon VPC Latticeは、複数の仮想プライベートクラウド(VPC)やAWSアカウントにまたがるマイクロサービスを検出して安全に接続できるほか、Kubernetesやサーバーレスなどのコンピューティングタイプにも対応します。
ただし、AWS上のマイクロサービスを、別のクラウドやオンプレミスのマイクロサービスに接続する必要が生じる可能性は高いでしょう。そのために、F5 Distributed Cloud App Connectを使用すると、Amazon VPC LatticeサービスをAWS外のアプリやユーザーに接続できます。Amazon VPC LatticeとDistributed Cloud App Connectはどちらも、サービスディスカバリ、負荷分散、可視化、セキュリティを提供し、アプリとサービスの可用性と保護を維持します。
マルチクラウドには依然として課題が残る
運用の複雑さは、依然としてマルチクラウドユーザーにとって最大の課題です。その主な要因は、各クラウドプロバイダーが独自のツールセットを使用していることにあります。マルチクラウドネットワーキングは、本レポートで第3位に挙げられたトレンドです。複数の導入環境にまたがるアプリを接続することで、複雑さを軽減できます。また、パブリッククラウド、プライベートクラウド、データセンター、エッジにまたがるネットワーク運用を簡素化し、標準化できることが実証されています。
ネットワークメッシュでアプリ環境を接続することで、同じ構成要素、設定、コンソールを使用して、あらゆるアプリの配置先を運用・監視できます。ネットワークメッシュはサービスメッシュを補完し、分散アプリやハイブリッドクラウドまたはマルチクラウドへのデプロイをより持続可能にします。これは、マルチクラウドにおける2番目に大きな課題とされる、クラウド間でのアプリ移行に特に役立ちます。
F5 Distributed Cloud Network Connectは、マルチクラウドネットワーキングを効率化し、プロビジョニングを簡素化するとともに、ハイブリッドアーキテクチャ全体で一貫した可視性を実現します。また、AWS上のアプリとサービスを接続し、他のクラウドやオンプレミスのアプリとサービスとの連携を容易にします。運用を一元化し、セキュリティサービスを容易に組み込めるようにすることで、Distributed Cloud Network Connectはマルチクラウド運用を簡素化します。
APIの利用が拡大
APIの利用が急速に拡大する中、現在では41%の組織が、アプリと同数以上のAPIを管理しています。実際、10,000を超えるAPIを管理していると回答した組織もあります。さらに、各APIには数十から数百のエンドポイントが存在する場合があり、そのすべてを保護する必要があります。インテリジェントアプリはAPIを介してAIモデルを呼び出すため、AIの導入に伴い、この要件はさらに重要になります。
調査対象となったほぼすべての組織が、呼び出しの認証、リクエストの正当性の確認、レート制限のサポートにAPIゲートウェイを使用しています。しかし、ほかにも懸念があります。把握している以上に多くのAPIが存在する可能性があります。管理されていないシャドーAPIは保護されていないため、重大なリスクとなります。APIセキュリティには、これまで把握されていなかったAPIや絶えず変化するエンドポイントを検出するためのディスカバリが必要です。
F5 Distributed Cloud API Securityにより、APIの構成、デプロイ、保護が容易になります。アプリケーションにマッピングされたAPIとエンドポイントを検出します。APIがAWS、その他のクラウド、オンプレミスのいずれにあっても、他のセキュリティソリューションやマルチクラウドネットワーキングとともに、単一のコンソールからAPIセキュリティを管理できます。これにより、事業運営を保護しながら、マルチクラウド運用を簡素化できます。
AWS Marketplaceで提供される数十種類のF5ソリューション
アプリケーション戦略の現状から、今日のマルチクラウドにおける課題とその解決策が見えてきます。F5のマルチクラウドネットワーキングおよびセキュリティサービスを利用すれば、セキュリティを強化しながら、AWS上のアプリケーションを他のクラウド上のアプリケーションと接続できます。単一の管理コンソール、ワンクリックプロビジョニング、継続的な検出により、複雑さを大幅に軽減できます。F5はAWS向けに数十種類のソリューションを提供しており、そのすべてをAWS Marketplaceでご利用いただけます。
AWS向けF5ソリューションの詳細は、f5.com/awsをご覧ください。
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